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大分建設新聞社
2015/12/19

【大分】新大分川架橋架設工事着々と、2件の工事を公告 

 大分土木事務所は16日、都市計画道路庄の原佐野線元町・下郡工区(約1・2`)の〈仮称〉新大分川架橋(延長約350b)建設に伴なう、国道10号をまたぐ跨道橋の橋梁下部工と函渠工事の2件を公告した。
 公告したのは、▽元町側から国道10号上を通って新しい橋につながる立体交差橋の下部工▽元町側堤防横の道路を確保するための函渠工事。工事内容は、下部工が10号を挟んでA1とA2橋台の躯体築造と打ち杭各15本で、予定価格1億9209万円、函渠がB6×H4・7b・L37bと地盤改良工258本で同8090万円。どちらも開札は、28年2月3日。
 同工区の全工事を終えて供用が始まると、元町方面からは、▽県立芸短大北交差点先の久大本線高架下をくぐってすぐ、坂を上り東元町の立体交差橋を通って新大分川架橋(下郡方面)へ行く▽大分方面から10号に右左折する車は、久大本線高架先の坂道を上がらず、側道を通る―ことになる。
 立体交差橋は、東元町交差点中央にできるため、工事が始まると道路が使えなくなる。そのため、久大本線高架付近から同交差点までの側道を現在整備中。立体交差橋の上部工は、28年度に発注する予定。
 また、10号からのランプ(新大分川架橋への上り道)設置が予定されている元町側堤防横(帆秋病院跡)では、現在、旧万寿寺跡の文化財調査中。当初、ランプ設置を盛り土で施工する予定だったが、調査結果によっては橋梁などへの工法再検討も予想される。そのため、大分土木事務所では調査結果を受けて、28年3月末までに工法、供用開始時期を明らかにするようだ。
 新大分川架橋では、元町側のヤードから桁の送り出しを始めており、28年2月いっぱいで河川部橋脚部分への設置完了を予定している。ヤードには、現在、同橋を施工している三井・横河JVの職員らが作ったイルミネーションが夜間見られる。     

提供:大分建設新聞社