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建設新聞社(長崎)
2015/12/19

【長崎】大村ボート ナイターレース導入へ設備検討

大村市競艇企業局
  近く実施設計か 概算事業費40億円
  照明塔や防音壁を整備、宿舎個室化も検討

 大村市競艇企業局は、2017年度中のナイターレース導入を目指す方針だ。今後、実施設計に入る構えで、照明塔や防音壁の整備に要する費用を現時点でおおむね40億円と見積もっている。このほか時期は未定だが、選手の体調管理などを考慮し、将来的に個室化にする計画も明らかにした。
 市競艇企業局はナイターレースを導入することで、経営の黒字安定化と収益の増大を図り、市の一般会計に繰り出しを行いたい考えだ。7年前にも内部で検討したが、老朽化したスタンドの建て替えを優先したため、先送りとなっていた。当時は36億円との試算が出たが、その後、人件費や資材が高騰。現時点ではおおむね40億円かかるとの見解が示された。
 早ければ、17年の10月か11月にも導入される見通し。現時点では全国24場中5場がナイターレースを実施。ボートレース大村で導入が決まれば、7場目になるという。売上上位については、全てがナイターレースを導入したレース場となっている。このことから市競艇企業局は、ナイターレースを導入することで、売上と純利益の大幅増加を目指している。また、現在大部屋となっている選手宿舎に関しても、個室化にする方向で検討を行っていることを明らかにした。
 ナイターレース導入に関して市競艇企業局は、地元町内会や関係漁協の同意を得ることなどが前提条件になるとの考えを強調。今後丁寧に説明し、理解を求めていく考えを示した。
ksrogo