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建設新聞社
2015/12/24

【東北・岩手】建築は清水建設JV 岩手医科大学附属病院移転の施工候補者を公表

 岩手県矢巾町への総合移転を進めている学校法人・岩手医科大学(盛岡市内丸 小川彰理事長)は、附属病院移転新築工事の施工業者候補者を公表した。
 建築は清水建設JV、電気はユアテックJV、機械は朝日工業社JVとし、今後、候補者から受け付けた提案内容を精査するとともに同法人、候補者、基本設計を担当した日建設計を交えた3者で協議を行い実施設計を進め、施設規模や着工時期などを固める。
 同大学は、2002年9月に附属病院と大学施設の移転を公表。その後、矢巾町に土地を取得し、07年3月に教養部、薬学部、11年3月に医学部・歯学部基礎講座・共同研究部門がそれぞれ落成した。
 総合移転整備計画の最終段階となる附属病院は、矢巾キャンパスの北側に当たる矢巾町藤沢第1、第2地割ほか地内に計画。
 施設規模は、基本設計時に示した附属施設を含めた規模の延べ9万9970平方bを上限に実施設計で具体化を図る。このうち病院本体は約8万平方b程度を見込んでおり、病床数は約1000床。
 着工は16年度内とし、19年5月の開院を予定している。
 新病院のコンセプトには▽誰にでもわかりやすく、親しみやすい、安心感のある病院▽災害時の安心・安全を確保し、ローコストで省エネに配慮したエコホスピタル▽「治療・教育・研究拠点」として最高の技術で患者さんの入院・治療をトータルコーディネートする病院▽街並みの連続性を形成し、地域共存と街づくりを担う病院―などを挙げており、岩手県の中核病院としてだけでなく、将来的には北東北・北海道を視野に入れた3次医療の拠点エリアとして位置付けていくことを目指している。

 提供:建設新聞社