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建通新聞社四国
2016/01/05

【高知】判定区分Wの橋梁の措置予定など報告 第3回高知県道路メンテ会議

【高知】国土交通省四国地方整備局、高知県、西日本高速道路、県内市町村で構成する高知県道路メンテナンス会議(会長・福本充土佐国道事務所長)は12月22日、本年度3回目の会合を開いた。会議では、2014年度に実施した点検で判定区分Wとされた4橋梁の今後の措置予定や、地域一括発注の来年度の予定などについて報告された。
 緊急措置段階である判定区分Wの橋梁は、室戸市道室津浮津線の両栄橋歩道(橋長34b)、須崎市道勢井4号線1号橋(同3b)、同宮ノ川内15号線1号橋(同4b)、同大浦6号線2号橋(同6b)の4カ所。このうち、両栄橋歩道は、主桁、横桁、支承部に著しい腐食があり現在通行止め、17年度に架け替え予定であると報告された。須崎市の3橋も現在通行止めで、勢井4号橋1号橋と大浦6号線2号橋は架け替えを検討中、宮ノ川内15号線1号橋は撤去を検討中と報告された。なお予算措置状況により今後変わることがある。
 また早期措置段階である判定区分Vは、橋梁83橋、トンネル9本、道路付属物など7施設あり、これらの今後の措置予定もこれから策定する。なお83橋のうち、緊急輸送道路を跨ぐ跨道橋1橋、跨線橋1橋、緊急輸送道路を構成する橋梁8橋については、優先すべき橋梁としている。
 橋梁などの点検・診断業務は、16年度も引き続き市町村の要望に応じ、地域一括発注を行う予定で、各市町村の要望を確認中と報告された。高知県の自治体では、15年度に5市9町1村の計455橋梁を対象に、ブロック分けをして県建設技術公社が発注した。
 議事では、このほかに道路メンテナンス年報の紹介、個別施設計画の策定について、研究開催状況、パネル展示開催状況などが報告され、各市町村の担当者との意見交換も行った。

提供:建通新聞社