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大分建設新聞社
2016/01/07

【大分】県木材協同組合連合会の木材会館、設計共同体が決まる

 県木材協同組合連合会は5日、大分市王子港町に新築する木材会館の設計者をアイビック(大分市)・ビルディングランドスケープ(東京都)設計共同体に決めたと公表した。
 27年12月24日に大分市内のホテルで設計者選定プロポーザル審査委員会(委員長・腰原幹雄東京大学教授)を開き、プロポーザルに応募があった16者から第1次審査で選んだ4者のプレゼンテーションを受けて審査した結果、同設計共同体を最優秀者に、叶ツ木茂建築工房を次点者に選んだ。
 木材会館の設計者選定プロポーザルは@3階建てA延べ約1200平方bB木質構造材にCLT(直交集成板)を床や壁に使うこと―を建設基本方針として行われた。
 最優秀者に決まった同設計共同体の設計案は、3階建て延べ1200平方bの建物で、建物の回りに12角形の木造テラスを設けており、従来の工法にCLTを組み合わせた工法が評価された。
 新しい木材会館は、旧木材会館(RC造3階建て延べ約1100平方b)が昭和38年の建設で老朽化したため、27年6月に取り壊した。その跡地約1300平方bに新築する。
 新会館に使用するCLTは、木材の木目方向をタテ・ヨコに重ね合わせた集成板で、強度や断熱性、耐火性に優れている。新会館が完成すれば、CLTを使った県内初のモデル的な建築物となる。
 計画では、28年9月頃着工し、29年度中の完成を目指している。新築工事費は3億6000万円程度を見込んでいる。  

提供:大分建設新聞社