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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/01/07

【群馬】前橋市が前橋工科大学の実験棟を6月ころに公告

前橋市は、改築する前橋工科大学の実験棟について、6月から7月ごろの公告を計画している。工事は建築、機械設備、電気設備の3分離での発注を予定する。新しい実験棟は、RC造2階建て、延べ床面積1200u程度。2017年度中の完成を目指す。既存施設については、新施設供用後に解体する。
新施設は、敷地西側に位置する「クラブ棟」の駐車場に建設する。当初は、RC平屋建て、延べ床面積1200u程度を予定していたが設計段階で、施設の機能は変えずに2階建てに変更した。共有スペースが増えたため、延べ床面積は当初の計画より多少大きくなる見通しだ。施設内には、水理実験室や材料実験室、土質実験室などを配置する。設計は、亦野建築設計事務所(前橋市)が担当した。
2016年度の9月定例議会に施工契約に関する案件を上程する計画のため、6月から7月に入札公告を予定している。建築、機械、電気の3分離での発注を計画しており、少なくとも建築は議会案件となる見通し。その後に着工し、17年度中の完成を目指す。また、既存の実験棟(S造平屋建て、延べ床面積970u)は、施設の供用開始後に解体する。実験棟の改築は、既存施設の老朽化や施設の耐震化を目的としている。
また、前橋工科大学では本年度、今後10年間の施設整備計画を示した基本構想を策定。その中では2号館(RC造3階建て、延べ床面積1803u)と図書館(RC造4階建て、延べ床面積2076u)の2棟が耐震性が低いことから、2棟を統合しての改築か大規模改修を行うことを盛り込んだ。具体的な検討は、新しい実験棟の工事完了後に行う見通し。
なお、前橋工科大学は13年3月から公立大学法人となり学校の敷地は大学の所有となったが、校舎などの施設は前橋市が所有している。そのため、工事は市からの発注となる。