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鹿児島建設新聞
2016/01/08

【鹿児島】大噴火に備えよ!−桜島に近い現代都市の危機−

  桜島の大噴火対策について書かれた図書「大噴火に備えよ!ー桜島に近い現代都市の危機ー」(高城書房刊)がこのほど発刊した。著者は、県内の大規模斜面災害に造詣の深い技術士の三田和朗氏。 
 三田氏は、「鹿児島に大きな被害をもたらした大正大噴火クラスの爆発的噴火が、近い将来起こる可能性があると分析する研究者もいる」と語り、「鹿児島でも大噴火によるライフラインの麻痺などのリスクに対する警戒がなされていない」と危機感を募らせる。 
 同書は、国内外の災害事例や防災マップを示しながら桜島が噴火した場合の想定と今後必要とされる防災対策を提示。時代に即した対策の必要性を訴えている。 
 また、鹿児島大学の岩松暉名誉教授は、「桜島周辺地域の行政・産業・医療・農林水産業や各家庭、および全国の活火山に関わる人に読んでもらいたい」と推薦文を寄せる。 
 購入など問い合わせは、ホウセイ・技研姶良支店(рO995・62・3787)まで。