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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/01/08

【山梨】16年度以降の設計・工事へ 中央市が庁舎整備基本計画素案で意見募集

 中央市は6日、庁舎整備基本計画の素案を公表し、パブリックコメントによる意見募集を開始した。本庁舎整備19億7000万円など検討委員会での議論を踏まえた内容で、来年度以降の設計、2018年度からの工事へ向け整備方針を固める最終段階に入った。
 同計画は、本庁舎および2支所整備の方針や基本的考え方をまとめるもので、ここまで4回の庁舎整備市民検討委員会を開き計画を練り上げてきた。16年度から2カ年で基本・実施設計を進め、18年度に本庁舎の増築・改修、19年度に支所改修のスケジュールを見込んでいる。
 本庁舎は構想で示された現田富庁舎の敷地北西側に2階建ての庁舎を増設するかたちがとられ、現在の福祉センターは撤去される。増設部分は既存庁舎と連絡通路で接続され、エレベーターは増設部へ設置する方法が選択されている。
 既存および増設部の棟別構成では、最新設備を備えた増設部に市民サービスや防災部署を配置する案と、既存庁舎のレイアウトを生かして移転負担を減らす2案を併記。設計段階で詰めていくとしている。
 事業計画における整備費および工期なども委員会で示された内容を踏襲したもので、庁舎増設に13億4100万円、既存庁舎改修に3億800万円の概算工事費を算出。基本構想の時点から、物価上昇率に絡んでグレード補正係数を変更した旨の説明が委員会資料に追加されている。
 市民などからの意見は26日まで受け付け、年度内に計画を仕上げる予定だ。