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建通新聞社(静岡)
2016/01/13

【静岡】袋井市 総合体育館PFI実施方針など公表

 袋井市は、総合体育館の建て替えをPFI方式で進めるため、入札参加の条件を示す実施方針と施設整備・運営事業に関する要求水準書案を公表した。1月14日に説明会を実施し、19〜21日まで意見や質疑を募集する。3月に回答し、7月上旬に入札を公告する。
 事業の名称は「(仮称)袋井市総合体育館整備・運営事業」。事業方式は、設計・建設後に所有権を市に移転し、民間事業者が運営・維持管理を実施するBTO方式を採用。事業期間は契約締結から2035年3月まで。そのうち、設計・建設期間は17年3月〜20年1月31日までの2年11カ月。事業範囲は総合体育館の設計、建設、維持管理、運営など。
 入札には、設計や建設、運営、維持管理などを行う複数の企業が「入札参加グループ」を構成して参加。落札後、事業を実施する特別目的会社(SPC)を設立し、市と契約する。グループ企業はSPCに出資する「構成員」と出資しない「協力企業」で構成。建設を行う「構成員」の条件には、袋井市内に本店がある企業を1者以上入れることを盛り込み、多くの市内企業が参加可能とした。
 3月の質疑に対する回答の後、6月下旬に特定事業の選定・公表を行い、7月上旬に入札を公告。10月下旬に入札と提案書類を受け付け、12月上旬には落札者を決める予定だ。
 今回公表した要求水準書案では、「今よりもっと、スポーツが好きになる体育館」や「袋井らしさがあふれ、心がやすらぐ体育館」などをコンセプトに整備を進めるとした。施設名称は(仮称)袋井市総合体育館。延べ床面積は約7300平方b。屋内施設はアリーナのほか、トレーニングルームや研修を行う多目的室などを設ける。屋外施設はエントランスホールやウオーキングコースなどを整備する。ほかに、緑地、調整池なども設ける。
 建設用地は、同市久能1725ノ1。旧パイオニア・ディスプレイ・プロダクツの駐車場跡地=写真=で敷地面積は3万7000平方b。


提供:建通新聞社
(2016/1/13)

建通新聞社 静岡支社