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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/01/13

【山梨】景観やバイオマス推進 甲斐市の総合計画基本計画素案

 甲斐市は、第2次総合計画基本計画の素案をまとめた。「緑と活力あふれる生活快適都市」を将来像に据え、観光スポットなどの景観整備を図るとともに、コンパクトシティを形成。総合戦略は人口減少対策プロジェクトに位置付けられている。
 計画の体系は将来像の下、5本の基本目標から20の政策、施策へと展開が示されている。このうち「美しい景観と快適で安全な都市機能を築くまち」を基本目標とする都市・建設・交通・防災の分野では、今後の施策の方向として次のような項目が挙げられている。
 景観・市街地形成としては、主要観光スポットの整備はもとより、そこへ通じる道路などの植樹・植栽を進めるほか、眺望スポットとしての展望台整備が計画されている。さらに、立地適正化計画策定のうえコンパクトシティ・プラス・ネットワーク型のまちづくり、都市機能の集約、公共交通機関付近への居住誘導などが掲げられている。2020年度の市街地整備面積として120・5ha(14年度118・5ha)を目標値に据えている。
 快適な住環境に関しては、公園がない地区における市民と協働しての整備、非常時などに備えた上水道連絡管の設置検討、下水道重要路線の耐震化などの方向が示されている。
 また、総合戦略のなかで重点的な取り組みとして挙げられている関連項目は、都市計画マスタープランや緑の基本計画の見直し、バイオマス活用推進、二地域居住推進、公有財産等の有効活用のための関連計画策定、塩崎駅周辺整備に伴うインフラ整備、都市公園・市立公園の整備・維持など。
 パブリックコメントの意見募集は、秘書政策課を窓口に1月15日(必着)まで実施している。