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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/01/18

【山梨】甲州市、勝沼氏館跡整備委が木橋架け替え承認

 甲州市は、勝沼氏館跡整備における事業計画をまとめ、検討委員会が承認。2016年度は、東門の木橋などの架設のほか、整備基本および公有地化などの計画策定を進めることになった。
 昨年12月に開かれた検討委員会では、内郭東門の木橋架け替え、保存管理計画および事業計画の議題に意見が交わした。
 文化庁との話し合いを進めるとした木橋架け替え工事の撤去と設置の分割は協議がまとまり、本年度に今ある橋を撤去し、16年度に新橋を架設する。現橋はL8・05m×W2・4mで、ほか館跡に存在する橋長4m程度の木橋6基についても、本年度と来年度3基ずつに分けて架け替えを実施する。
 保存管理計画は第7章から9章までの「活用」「整備」「運営・体制」に関しての案を示し、意見を聴取。年度内の策定を目指す。
 事業計画については、前回に提示した案から木橋架け替え工事分割部分を修正して、承認を受けた。
 同計画の来年度枠には、木橋の架け替え工事のほか、整備や発掘調査、公有地化へ向けての計画を策定する予定が組まれている。