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建通新聞社(中部)
2016/01/19

尾張農林 千間堀川排水路更新16年度から

 愛知県尾張農林水産事務所は、緊急農地防災事業で千間堀川地区の排水路更新を計画しており、早ければ2016年度から工事に着手したい考えだ。
 同地区は、一宮市浅野などの受益面積204fの地域で、昭和20〜30年代に県営小規模かんがい排水事業千間堀用悪水改良事業で現在の水路に改修された。敷設から60年近く経過しており、排水路が老朽化していることや、周辺の都市化などにより、排水不良、湛水被害が発生している。このため、排水路を改修し、農業経営の安定を図る。
 現在、測量・設計を拓工(名古屋市熱田区)に委託して詳細を詰めている。委託工期は3月25日まで。業務は、これまでに改修してきた区間も含め、5070bの全体の構想設計を行い、最適な改修方法を選定し、設計に盛り込む。測量は路線測量1900b、平板測量0・095平方`b。現在のところ、全延長のうち、3000b程度を視野にL型水路やU型水路で整備する予定だ。
 事業の予定工期は21年度まで。事業費は9億9500万円。内訳は工事費が8億1000万円、用地補償費が1000万円、そのほかが1億7500万円を見込む。

提供:建通新聞社