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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/01/20

【山梨】県電気工事工業組合が賀詞交歓会

 山梨県電気工事工業組合は15日、2016年度賀詞交歓会を甲府アピオで開催した。来賓や組合員約120人を前に金丸正幸理事長はあいさつで、竣工調査の落札や笛吹支部の工事大会優勝などを昨年のうれしい出来事として挙げるとともに、電気工事士試験の高合格率にも触れ「組合はあらゆる面で変化をしようとしている」として、組合員の協力を求めた。
 金丸理事長がうれしい話として披露したのは、東京電力の竣工調査の落札と、笛吹支部が全関東の災害時における引込改修工事の大会での優勝。「人材面で優れた東京や埼玉、神奈川、千葉を相手に技術的に抜きに出ていた」と成果を強調した。また、組合のなかで訓練を行っているなかで、15年の電気工事士の第1種・2種の学科も技能も70%を超える高い合格率を挙げたと述べ、「去年からの県の工事士免状発行の受託が後押ししている」との考えを示した。
 来賓を代表して登壇した後藤斎知事は祝辞の冒頭「昨年は計画づくりに奔走した1年だった。今年はそれをベースに実行に移す年」と述べ、補正予算と来年度予算の最終的調整を行っている状況を説明。4月からスタートする東京電力との共同で進めるやまなしパワーが募集中であると呼びかけ、「中小企業企業に安価な電力供給できる。コスト削減に役立てて、経営全体を上向かせてほしい」と語った。
 また、東京電力の青木岳洋山梨総支社長は「福島の廃炉問題などは少しずつ前進しているが、復興へ道のりは長い。責任を果たすことが会社の使命」と状況を報告するとともに電力自由化の動きにも触れ、「責任を果たし競争にも勝たないといけない。生産性を挙げ、広域性・公共性を持つ事業として地域の声を聞くことのできる関係を構築しなければならない。アイディアを出しながらウィンウィンの関係を」と組合と協力しながら取り組む考えを述べた。
 続いて、山梨県中小企業団体中央会の松葉惇会長の「1年が輝かしい年になりますよう」の掛け声で杯を掲げ、各テーブルで歓談の華を咲かせた。