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北陸工業新聞社
2016/01/20

【新潟】89億円投じ岸壁、泊地など/姫川港西・東ふ頭地区整備/県交通政策局/24年度の完了目指す

 新潟県交通政策局港湾整備課は、姫川港(糸魚川市)における西、東ふ頭地区整備について、15年度以降に89億円を投じ、岸壁および泊地などを整備していく。
 県西南部に位置し、周辺地域で産出される良質な石灰石を利用したセメント工業、化学工業とともに進展している。地方港湾では唯一の総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)であり、取扱貨物量も糸魚川経済圏の物流拠点として順調に伸びていることから、既存の係留施設では貨物船の沖待ちが発生。これらを踏まえ、西ふ頭地区において増加する取扱貨物や、船舶の大型化に対応するための物流ターミナルを整備するとともに、曳船および作業船等の小型船の利用の効率化を推進する東ふ頭第2小型船だまりを整備していく。
 計画によると、残事業は岸壁(マイナス10メートル)L=170メートル、同(同11メートル)L=190メートル、泊地41万7000立方メートル、道路(西ふ頭)L=500メートル、小型船だまり一式、ふ頭用地3・4ヘクタール。なお、港内のしゅんせつ土砂を護岸、岸壁工事の中詰材や、裏込材等に利用するなど発生材の有効利用によりコスト縮減に努めている。事業個所は糸魚川市寺島地内。
 98年度に新規着手し、24年度(平成36)の完了を目指している。総事業費273億円に対する進ちょく率は67・4%。

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