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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/01/21

【群馬】前橋館林線の交差点で歩道橋架け替え

主要地方道前橋館林線・新田大根町交差点の改良計画で県太田土木事務所は、同交差点に架かる歩道橋を架け替える方針だ。現在は南北をつなぐI字で架設されている歩道橋だが、周囲には高校や小学校があるため、同事務所は新しい歩道橋の形状について地元調整しながら検討を進める。同事業は、本年度に詳細設計と用地測量、補償調査が進められており、新年度は用地買収が行われる。
新田大根町交差点は、東西に走る前橋館林線と南北を縦断する一般県道大原境三ツ木線が交わる。現在は交差点の東にI字の歩道橋が架設されている。
同交差点は、暫定的な短い右折レーンがあるものの、朝夕ラッシュ時に交通渋滞が発生している。そのため、同事務所は東西南北の4方向計L約480mにわたり、右折レーンと歩道を新設する交差点改良事業を開始した。事業は、2020年度の完了を目指している。
交差点部の現道幅員はW9・3m程度だが、改良後は両側にW2・5mの歩道を新設した、車道W3m×3レーンの全幅W15mへと広げられる。それに合わせ、現道上の歩道橋も架け替えることになった。
交差点の南には、綿打小学校や綿打中学校、北には新田暁高校があることから、新しい横断歩道橋の形状についてさまざまな地元意見がある。そのため、同事務所は調整を重ねながら、安全性の確保を検討する。道路と歩道橋の詳細設計は、測研(高崎市)が本年度に作成している。
また、本年度は測研が用地測量、地域計画(太田市)が地質調査、アコン測量設計(前橋市)が補償調査をそれぞれ担当。16年度は用地買収へと移る。南東角にあったガソリンスタンドはすでに解体撤去を終えるなどの動きが見られる。
前橋館林線は、旧新田町の中心部を抜ける道路で両側に商店や住宅が並び、車道が狭くなっている。同事務所は、右折レーンがない交差点で渋滞緩和を図るため、13年度に新田大根町交差点、新田金井町十字路交差点、反町薬師入口交差点、新田村田町交差点の計4カ所で予備設計を実施し、改良の可能性や用地の権利者確認などを行った。新田大根町交差点以外で、具体的な動きはまだない。このほか、丁字路の別所交差点でも改良工事が行われ、本年度に右折レーンが新設された。