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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/01/21

【山梨】中部横断に153億円/国交省補正

 国の2015年度補正予算が20日に成立し、国土交通省は補正予算の概要を発表した。山梨県関係では、中部横断自動車道富沢〜六郷間の整備に「ゼロ国債」で145億3200万円、通常補正で8億4300万円の合計153億7500万円を計上。富士川河川事業では改修や維持修繕に約8億円を配分した。
 中部横断道(富沢〜六郷)の建設では、契約の前倒しである国庫債務負担行為「ゼロ国債」を多く計上。改良工事の進捗へ、15年度内の発注、契約へ手続きを進めていく。
 そのほかの直轄道路事業では、ゼロ国債で、国道20号大月バイパスに4億円、国道139号電線共同溝に4億円、国道20号老朽化対策(上野原市〜北杜市)に3億円など。
 直轄河川事業では、富士川改修(堤防天端の保護など)に2億2100万円、富士川維持修繕にゼロ国債で5億7000万円など。
 直轄砂防事業では、4カ所に5億5000万円。大武川第五砂防堰堤工(北杜市)などを実施する。
 補助事業では、県の新山梨環状道路東部区間(甲府市)に8億6000万円。
 防災・安全交付金では、4計画に合計32億7080万円を配分した。
 国交省では今回の補正予算について、15年9月の関東・東北豪雨などの復旧や、自然災害リスクの高い地域の河川や道路などの緊急防災事業を中心に配分した。