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鹿児島建設新聞
2016/01/22

【鹿児島】農水省15年度補正、来年度計画分前倒し

  農林水産省の2015年度補正予算における配分状況が明らかとなった。本県関係は、直轄が8億6300万円を計上しており、2地区で復旧治山事業に新規着手する。補助事業は、農業農村整備に21億2000万円、林野公共に20億500万円、水産基盤整備に4億9000万円の計46億1500万円が盛り込まれた。16年度計画分を前倒しで推進していく。 
 直轄の内訳をみると、桜島直轄治山事業には2億8800万円を追加。新規着手する復旧治山事業は、肝付町の南方と川口地区。保安林整備は伊佐市青木地区に2200万円、森林環境保全事業は北薩、姶良、南薩、大隅、熊毛に総額5億500万円を計上した。 
 補助では、国営かんがい排水の末端地区を整備する農業競争力強化基盤整備で20地区に19億4800万円、農業水利施保全合理化は第三笠野原地区に8000万円、農村地域防災減災は、いちき串木野、串木野、指宿、伊唐、城川内の5地区に9200万円。 
 林野公共は、復旧治山で松谷(鹿屋市)、亀鶴城(同)、城之山(西之表市)の3地区に1億2700万円。森林環境保全整備(造林関係分)では、北薩、姶良、南薩、大隅の4地区に18億7800万円を追加した。 
 水産基盤整備では、水産流通基盤整備を山川9000万円、枕崎1億円、薄井2億円、漁港施設機能化が小湊1億円を計上した。 
■ゼロ国債 
肝属中部に8・4億円 
 ゼロ国債は、直轄で農業農村整備が国営かんがい排水肝属中部二期に8億4600万円、国営施設機能保全は笠野原で1億7500万円を計上。 
 林野公共は、直轄治山が桜島に9000万円、防災林造成は寄田で3600万円、森林環境保全整備は北薩に4000万円。 
 補助事業では、林野公共の復旧治山で辺田(指宿市)、明ケ谷(垂水市)、脇(さつま町)、日鎌(志布志市)の4地区に1億7700万円を設定。前倒しで事業を推進する。