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建設新聞社(長崎)
2016/01/22

【佐賀】佐賀唐津道路 多久佐賀間 都計承認

延長15` 県都市計画審議会で承認 
   3月に都市計画決定告示・アセス公告

 県都市計画審議会(会長・三浦哲彦佐賀大学名誉教授)は15日、県が諮問した佐賀唐津道路の多久佐賀間(多久市―佐賀市、延長約15`)に関わる都市計画道路5路線の変更と環境影響評価書について審議し、原案通り全会一致で承認した。今後は、国土交通大臣の同意などを経て、都市計画決定の告示、環境影響評価書の公告を3月上旬に行う。
県審議会
 国と県が整備を行う佐賀唐津道路は、唐津市を起点に多久市、小城市を経由して佐賀市に至る約40`の地域高規格道路。今回の都市計画区間は、佐賀唐津道路の一部で、多久市東多久町別府を起点に小城市小城町や三日月町、佐賀市大和町を経由して佐賀市嘉瀬町で有明海沿岸道路に接続する約15`の区間。ルートは佐賀唐津道路の東多久バイパスを起点とし、JR小城駅の南側を東進。佐賀市大和町から南へ進路を変え、有明海沿岸道路の嘉瀬南IC東側に新設する佐賀JCTで同道路に接続する。
 多久・佐賀間を▽都市計画道路東多久線(多久市東多久町別府、延長約450b)▽同小城三日月線(小城市小城町畑田―三日月町道辺、延長約7510b)▽同大和嘉瀬線(佐賀市大和町久留間―嘉瀬町中原、延長約7450b)―の3路線に分け、管理する各行政区域ごとに都市計画道路を定めることにしている。このほか東多久バイパス付近、佐賀JCT付近の都市計画道路の一部を変更する。
 道路幅員は3路線とも20・5b(4車線)。道路形式は高さ5b未満の地表式と、高さ5b以上の嵩上げ式で計画。ICは▽多久東(多久市東多久町別府、東多久バイパスおよび国道203号と接続)▽小城(小城市小城町畑田、都市計画予定の市道と接続)▽三日月(同市三日月町久米、国道203号と接続)▽大和(佐賀市大和町池上、都市計画道路池上線と接続)▽鍋島(同市鍋島町森田、国道34号と接続)▽嘉瀬北(同市嘉瀬町荻野、市道33号と接続)▽嘉瀬(同市嘉瀬町扇町、国道207号と接続)―の7カ所に設置。佐賀市嘉瀬町中原には有明海沿岸道路と接続する佐賀JCTを設ける。
 多久市(多久東IC)から小城市三日月町(三日月IC)までの約5`(多久佐賀道路T期)については国が事業主体となって整備を進める計画で、都市計画決定後、2016年度から現地測量などに着手する見通し。小城市三日月町(三日月IC)から国道34号(鍋島IC)までの約6`の区間については、県が国に事業主体となるよう働きかけを行っている。国道34号(鍋島IC)から佐賀市嘉瀬町(佐賀JCT)の区間約4`については県が整備する計画で、現在、新規事業化に向けた手続きを進めている。※文中のIC名、JCT名はすべて仮称。
ksrogo