七尾市は、同市吉田町のななかリサイクルセンター敷地内で計画する新ごみ焼却施設の建設について、22(平成34)年度上半期の完成に照準を合わせている。現在、新年度のごみ処理基本計画の策定に向けて調整を進めている。
計画では、志賀町矢駄にあるごみ固形化燃料(RDF)の焼却施設「石川北部RDFセンター」が22年度末に事業を停止することを受け、RDF製造施設の代わりとなるごみ焼却施設を整備する。中能登町のごみも受け入れる。建設用地には、ななかリサイクルセンター内の旧第1衛生処理場跡地を確保している。
市はこれまでに、地元住民らを対象に先進地の視察などを実施。新年度にごみ処理基本計画などの策定に取り掛かり、本格的な事業化に備えたい考えだ。17年度から現地での測量や各種調査などに移行し、20(平成32)年度の工事着手を目指していく。試運転期間を経て、23(同35)年4月からの供用開始を見込んでいる。
現在のRDF製造施設では、1日当たり約80トン、年間2万トン程度のごみを処理している。