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日刊建設工業新聞
2016/01/27

【鳥取】県土整備部臨時補正32億円か

 政府の2015年度補正に連動した県土整備部の2月臨時補正は32億円規模になることが26日、各課への取材で分かった。うちゼロ国債は林野公共(治山)3カ所に1億1750万円。同部は2月5日予定の臨時県議会に提案し、大半を3月末までに発注する。
 今回編成する2月臨時補正は、前年の20億円規模を大きく上回る。事業別では▽道路事業=23億3500万円▽砂防事業=3億7600万円▽治山事業=9100万円、ゼロ国債1億1750万円▽漁港=3億円。
 道路は補助の地域高規格道路4カ所に17億2000万円。国道178号岩美道路は7億円で浦富IC−東浜IC間(東工区)の連続高架橋下部工を促進、国道313号倉吉道路と同倉吉関金道路には8億8000万円の配分があり、下部工の建設を本格化させる。国道181号江府道路は1億4000万円。州河崎大橋の床版工や久連大橋の取り合いを整備する。
 道路の防災・安全交付金は20カ所に6億1500万円を充てる。防災対策で国道183号・河上工区(日南町)、津山智頭八東線・大呂2工区(智頭町)を改良するほか、道路災害防除事業が中心。また、雪寒事業では鳥取鹿野倉吉線(鳥取市鹿野町河内)に雪崩防止柵を整備する。
 砂防は六日市中谷川(鳥取市河原町釜口)など鳥取管内5渓流、福成四(南部町)の米子管内1渓流の計6カ所に3億7600万円。うち福成四など3カ所で事業の完成に持ち込む。
 林野公共の治山は、俣野地区(江府町)と上萩山地区(日南町)の復旧治山2カ所に9100万円。それぞれ谷止め工を整備する。また、翌年度予算を先食いするゼロ国債は3カ所に1億1750万円。復旧治山の竹市2地区(八頭町)に5250万円、長柄地区(鳥取市)に3500万円。防災林造成のはわい長瀬(湯梨浜町)は、海岸線にある消波ブロックの機能強化に3000万円を前倒しする。
 漁港は境漁港の特定漁港漁場整備事業に3億円。高度衛生管理型市場に関連して荷さばき所西側の6号岸壁に着工する。このほか河川事業は情報基盤整備で監視カメラを設置する。
 これら事業について同部は各県土事務所、局に予算内示しており、来5日招集予定の臨時県会で承認後から工事公告。3月をピークに大方を執行する。