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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/01/27

【茨城】結城市が新庁舎の基本計画案を公表

 結城市はこのほど、新庁舎の基本計画案を公表した。新庁舎の規模は延べ床面積約1万500u、概算事業費は49億円を想定。建設地はシビックセンター用地(中央町2丁目ほか)に決定し、1万6000〜2万uの敷地に立体駐車場も併せて整備する計画。本年度内に基本計画をまとめ、2016〜17年度に設計を策定。18年度から建設工事に取り掛かり、20年度に竣工の見通し。
 新庁舎は、現庁舎が設備機器なども含めた老朽化、耐震性の不足、バリアフリー化への未対応、災害時の防災拠点機能、狭隘化や分散化などの問題があることから、新しく整備するもの。基本計画は、鰹コ和設計東京事務所(東京都港区)が担当し、1月15日に基本計画案が発表された。
 それによると、想定規模は延べ床面積約1万500u。敷地面積は1万6000〜2万u。今後の基本・実施設計などの作業段階ごとで、適正な規模を算定していく。
 基本構想では、建設可能な市有地として@シビックセンター用地A史跡城の内館跡Bセントラル跡地―の3カ所を検討。各候補地で周辺インフラや建物の配置などを比較し、もっとも評価の高かったシビックセンター用地を計画用地として決定した。
 シビックセンター用地には現在、市民文化センターアクロスがあり、その南側駐車場で新庁舎と立体駐車場の建設を想定している。
 駐車場計画では410台を目安とし、必要な台数を確保できる平面駐車場と200台程度の立体駐車場を整備する。駐輪場も屋根を設置し、110台分を確保する。
 新庁舎建設の概算事業費は49億円を想定。内訳は、基本・実施設計費と監理委託料に2億8000万円、建設工事費では庁舎に43億500万円、立体駐車場に2億8000万円、什器や引っ越し費用などに1億円を見込んでいる。
 事業スケジュールは、本年度に基本計画をまとめた後、16年度に基本設計、17年度に実施設計を策定。18年度に工事発注し着工、20年度に竣工する。移転は20年夏ごろを予定している。16年度に具体的な発注時期や方法を検討する。
 また、立体駐車場は17年度に着工し、18年度竣工予定。駐車場の設計業務ついては、庁舎の設計に含む考え。
 なお、現庁舎の跡地には、市民が利用でき、集客が可能な複合施設の建設を計画している。複合施設の一部には、庁舎の出張所機能も配置するもよう。
 基本計画案については2月12日までパブリックコメントを募集している。