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北陸工業新聞社
2016/02/03

【新潟】107億6000万円、28年度完了へ/新潟港東・松浜・聖籠海岸/県交通政策局

 新潟県交通政策局港湾整備課は、防災・安全交付金(海岸侵食対策事業)を活用する新潟港における東および松浜、聖籠海岸地区で、残事業費107億6000万円を投入し、2028年度(平成40)の完了を目指す。
 新潟港海岸は、東港区の聖籠町網代浜から阿賀野川・新潟空港を経て、新潟市の中心地である信濃川河口部に位置する西港区を含んだ海域区域。河川からの流下土砂の減少や、沿岸漂砂の変化、冬季風浪により著しく汀線が後退しているため、侵食防止対策を行い、国土保全を図るのが狙い。東海岸は背後にゼロメートル地帯が広がり、侵食防止と砂浜復元を目的に、57年度(昭和32)から侵食対策を実施。松浜海岸は70年度(昭和45)、聖籠海岸については77年度(昭和52)からともに護岸整備を進めている。
 計画によると、東海岸では離岸堤(潜堤)1380メートル、堤防(改良)416メートル、離岸堤(補強工)140メートルを整備するとともに、松浜海岸は突堤4基および離岸堤1784メートル、聖籠海岸は突堤4基を推進する。このうち、残事業は東海岸が離岸堤(潜堤)920メートルおよび堤防(改良)166メートル、松浜海岸が突堤1基(施工中)、離岸堤658メートル。聖籠海岸は突堤2基(1基施工中)。県では、突堤の被覆ブロック等について、経済比較を行い、今後も引き続きコスト縮減を図っていく。事業個所は新潟市北区から聖籠町地内。
 86年度に事業着手し、総事業費332億5000万円に対する進ちょく率は67・6%。

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