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西日本建設新聞社
2016/02/04

【熊本】八代市新庁舎 概算134億円

 新庁舎建設を計画している八代市は1日、基本構想(たたき台)を明らかにした。建築工事や現庁舎解体、設計費などを含めた概算事業費を約134億円とする資金計画や規模・機能の設定、事業スケジュールなど設計に向けた基本的な指針が盛り込まれている。今後、数回の特別委員会や市民検討委員会での審議、パブリックコメントなどを経て、年度内に基本構想を策定する。
 本庁舎北側東高グラウンド跡地を含む現在の市役所敷地内に建て替える計画。市は基本構想の策定に向けて、昨年7月に業務を日建設計に委託していた。
 たたき台によると、新庁舎には行政執務機能などの基本機能に加え、防災拠点機能やまちづくり拠点機能など付加し、規模を約2万3500平方bに設定した。
 また、概算事業費を算定した平成23年時の工事単価平均(34万6000円)を見直して再算定。市財政課によると「労務単価の上昇と建設資材の高騰、地盤の支持層が30b前後だったことから、通常よりも杭工事にコストがかかる事も勘案して、平米あたりの想定工事費単価は50万円となった」と説明した。
 事業費134億円の内訳は、建築工事約117億円、現庁舎解体・外構工事約10億円、設計・地盤調査等約7億円。建設費用は、32年までの期限となる合併特例債約97億円を活用する。
 今後のスケジュールによると、年度末に基本構想をまとめ、28・29年度に基本・実施設計、30年度に着工し、32年度に新庁舎完成・旧庁舎解体工事を計画している。
 現市庁舎は、行政棟・議会棟(RC造地下1階地上5階建、塔屋3階建延べ1万1519平方b)と水道局庁舎(RC造2階建延べ876平方b)で構成。

提供:西日本建設新聞社