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北陸工業新聞社
2016/02/04

【富山】女性の意見交換会は官学民で/担い手確保県部会が新たな取組/活動内容も情報共有

 【一部既報】北陸建設界の担い手確保・育成推進協議会富山県部会(部会長・松井健一北陸地方整備局富山河川国道事務所長)がこのほど、同事務所で開かれ、建設関係団体や教育機関、関係行政機関の代表者が15年度の活動内容を報告、情報共有を図るとともに、16年度の取組に向けて意見を交わした=写真。
 部会構成員から、女性技術者の担い手確保への新たな取組として、県部会主催の「女性技術者と女子学生との意見交換会」の開催を求める提案が出され、実施する旨の意思を確認した。
 従来の単体での開催から官学民共同の複数組織で実施することにより、女性の担い手確保の取組を強化する狙い。実施に当たっては意見交換を行うだけなく、女性技術者が働く現場の見学や女性技術者の体験談を語ってもらうなどの工夫を行うとともに、1回限りとせず、継続性のある取組として進めていく。
 この日の会合ではまず、北陸地方整備局の県内5事務所が今年度の活動状況を報告。富山河川国道は、富山県立大学との連携による連続講座の開設、高校生の現場見学会開催に合わせた卒業生の後輩に対する建設業界の魅力のアドバイス、女性技術者の活躍推進の取組状況などを説明した。
 黒部河川は、けんせつ小町と現役女子学生の対談や高校生と石川高専の現場見学会、県立大学での出前講座の開催状況など、立山砂防は地元小学生や高校生を招いた砂防事業の体験学習会、高校への出前講座、利賀ダムは高校生や石川高専、県立大学および金沢工業大学生のダム工事現場の見学会、伏木富山港湾は県立大学、高校生の現場見学会の実施状況などを紹介。
 さらに、建設コンサルタンツ協会北陸支部は、PR冊子を北陸管内9校11学部の建設系大学と高専に配布するとともに、5校で説明会を開催。大学生参画による技術・研究発表会のほか、小学校出前講座や「建コンPR動画」第2弾を作成中であることを報告した。
 県測量設計業協会は、6月3日の「測量の日」に合わせ、00年度から実施している小学生の地図教室と測量実習をはじめ、インフラツーリズムin関電ルート、官学産の連携による技術研修会の開催結果などを説明。
 県土木部は、資格取得や除雪作業に必要な免許取得、トイレ改修など労働環境改善に要する費用の助成、資格取得支援講座、親子を対象としたバスツアーの開催のほか、県建設業協会と共同・連携し、女性の視点で発掘した建設業の重要性や魅力をPRするためのパンフレット作成作業を進めていると報告した。
 また、インターンシップの実施結果も報告され、昨年の848名に対し、今年は943名(大学655名、短大113名、高専175名)、参加受入企業数も257社から278社にそれぞれ増加し、マッチング率は82・8%だったことが明らかになった。
 インターンシップ参加者に実施したアンケートの後輩へのアドバイスのうち、建設業界関係では、「実際に経験すると、想像を遥かに超える苦労や喜びを実感できた。経験は必要であり、やる価値は大いにある」、「興味のある職種以外にも視野を広げるため、様々な職種に参加すべき」、「最初は不安だが、終わった時には何かしら得るものがある」といった意見が寄せられたことが説明された。
 一方、16年度の活動予定も協議。富山県立大学では、整備局の県内各事務所が担当し、引き続き連続講座を実施することが了承。富山大学と建設系高校は継続開催を決めた上で、詳細は今後調整を図ることとした。
 黒部河川は、15年度に実施した活動すべてを継続実施するとともに、より充実した内容で取り組むとの方針を報告。利賀ダムは、16年度に大規模橋梁の上部工架設の最盛期を迎えることから、現場見学の希望はタイミングを逃さずにしてほしいと説明した。
 建コン協北陸支部は、今年度と同様の取組を継続すると同時に、PR冊子の整備と第3弾の動画製作を予定していることを報告した。

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