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北陸工業新聞社
2016/02/06

【福井】12億投入、排水機場を改築/八ヶ川農村災害対策整備/−県−/新規事業化へ手続き進む

 福井県は福井市河合勝見、坂井市春江町高江などを対象に、「八ヶ川地区農業用用排水施設事業(県営農村災害対策整備事業)」を計画している。現在、新規事業化に向け手続きを進めている。
 計画によると、早急に排水施設の整備を行い、健全性を確保し、災害発生の未然防止を図るため、総事業費12億円を投入し、八ヶ川排水機場を改築。事業期間には16年から20年までの5カ年を見込む。
 工事概要は排水機場(φ1350ミリ×260kw×4・1立方メートル/s×4・8メートル×2台)、除塵設備、樋門・樋管工、導水路工各一式。
 整備後約50年が経過、施設の老朽化が著しく進行し、機能低下が懸念されている。特に近年の集中豪雨では、宅地化の進行も伴い、地区内の低位部の農地で湛水する被害が生じており、水稲および転作作物の生育に大きな障害となっている。また、代替部品の入手が困難になるなど、維持管理にも支障をきたしているのが現状。

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