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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/02/10

【群馬】新年度当初予算案、学校施設建設に16億円

高崎市(富岡賢治市長)は9日、新年度当初予算案を発表した。一般会計総額は1628億4000万円で前年度比2・4%の増。このうち、普通建設事業費は約217億4860万円で、前年度から5・3%伸びた。会見で富岡市長は「全分野の改革、改善を進め、北関東ナンバーワンの活力ある都市にしたい」と述べた。予算編成の基本方針には「徹底した事業費の削減」「重点事業の積極的な推進」「人件費の圧縮」を掲げている。
新年度の完成を予定する新体育館の建設事業費に約50億円を計上した。また、新年度から着工する高崎文化芸術センター(仮称)には、約10億8000万円(2016年度分)を投入する。これら事業に伴い、城南運動場の敷地内に立体駐車場の整備も計画。約11億7000万円を盛り込み、新規事業に着手する。
老朽化した校舎などの改築には、約16億5000万円を計上。前年度より約12億円以上増額し、工事などを本格化させる。内訳は、箕輪小の木材調達などに約2億円◇中室田小屋内体育館建設約1億9600万円◇並榎中体育館建設約3億1800万円◇高南中校舎建設約7億5300万円◇新町中プール建設1億8000万円。また、学校施設の屋上防水やプール改修、トイレ洋式化などに約4億2000万円を計上し、学校の安全と利便性を高める。
新規事業では、JR新町駅のバリアフリー化に伴うエレベーター設置調査費2000万円が盛り込まれた。また、JR高崎駅西口ペデストリアンデッキの整備に続き、東口の整備も本格化させる。総事業費27億6000万円のうち、新年度は3億5900万円を計上した。西口は17年度の完成を目指し工事を推進。その費用5億2100万円を盛った。
用地買収や整地などが本格化する浜川運動公園拡張整備には、約9億2100万円を計上した。
土木関連では◇道路橋梁維持6億2000万円◇白川橋の整備を始めとする道路改良に約14億6500万円◇浜川運動公園通り線(仮称)などの街路整備約10億3500万円◇高崎駅東口栄町地区など再開発約4億1600万円◇高崎操車場跡地の土地区画整理約17億8000万円◇観音山公園(カッパピア跡地)整備4億3700万円◇吉井中央公園(仮称)整備約2億1200万円◇八幡霊園拡張整備約1億2300万円◇北谷遺跡などの保存整備や発掘調査約1億8400万円◇スマートICの周辺整備約4億5800万円などが盛り込まれた。
このほかに盛り込まれた建設関連予算は◇浜川競技場の改良約7500万円◇保育施設の拡充約1億7800万円◇私立保育所などの施設整備約1億2300万円◇特別養護老人ホームなどの整備補助約4億5300万円◇高浜クリーンセンター建て替えの測量など約6800万円◇まちなか商店リニューアル補助3億5000万円◇中央銀座アーケード街再整備2億6500万円◇テナント立地などの補助約3億円◇中心市街地活性化区域内に立地する企業へ補助約7億200万円◇山種記念吉井図書館耐震工事8950万円◇榛名湖畔の自然体験活動施設整備約5300万円などが盛り込まれた。
水道事業会計では◇配水管布設など約9億7700万円◇中里取水施設ポンプ設備更新工事など約4億1800万円◇漏水対策約2億2300万円などを措置した。
公共下水道事業会計では◇管布設など約19億9500万円◇雨水対策約6億9100万円◇ポンプ場建設約1億4800万円◇榛名湖水質管理センター設備更新工事など7574万円◇下水道管移設工事7942万円◇阿久津水処理センター設備更新工事約4億7200万円◇県央水質浄化センター建設負担金約5819万円などが盛り込まれた。