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建通新聞社(神奈川)
2016/02/16

【神奈川】15年度の公共事業施行状況 横浜市が12月末で80%超

 総務省は、2015年度の公共事業施行状況(12月末現在)をまとめた。神奈川県は74・6%、横浜市は80・1%の契約率となった。全国の都道府県・指定都市を総合した契約率は70・9%、支出済額の割合は32・3%。契約率は前年同期比0・4%、支出済額は0・1%それぞれ増加している。
 施行状況調査は、都道府県と政令指定都市、市区町村を合わせた1741団体を対象に、14年度から繰り越された予算と15年度当初予算(国庫補助事業、地方単独事業含む)の合計額、契約済額、支出済額をそれぞれ集計している。
 15年度予算計上額の総額は、前年度繰り越し分4兆3668億円を含む22兆2867億円。契約済額は15兆8073億円、支出済額は7兆2011億円となっている。
 都道府県は予算計上額9兆4004億円のうち、6兆6899億円(71・2%)を契約し、2兆9291億円(31・2%)を支出。政令指定都市は予算計上額2兆7447億円のうち2兆0273億円(73・9%)を契約し、8719億円(31・8%)を支出している。市区町村は予算計上額10兆1416億円のうち、7兆0901億円(69・9%)を契約、3兆4001億円を支出済み。
 神奈川県は、予算計上額1652億円(前年度繰り越し分261億円含む)のうち1232億円(74・6%)を契約。449億円(27・2%)を支出している。前年同期と比べ、契約率は2・6%、支出済額の割合は6・0%それぞれ低下している。
 横浜市は、予算計上額3359億円(前年度繰り越し分398億円含む)のうち2690億円(80・1%)を契約。1188億円(35・4%)を支出している。前年同期と比べ、契約率は0・9%、支出済額の割合は1・2%それぞれ上昇している。契約率は全国政令都市の中で3番目に高い。
 川崎市は、予算計上額1488億円(前年度繰り越し分317億円含む)のうち1049億円(70・5%)を契約。468億円(31・5%)を支出している。前年同期と比べ、契約率は0・9%低下したが、支出済額の割合は3・7%上昇している。
 相模原市は、予算計上額276億円(前年度繰り越し分63億円含む)のうち201億円(73・0%)を契約。74億円(26・8%)を支出している。前年同期と比べ、契約率は0・3%上昇したが、支出済額の割合は6・0%低下した。
 提供:建通新聞社