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日刊建設タイムズ社
2016/02/17

【千葉】古和釜分署等 継続費15・2億円/船橋市16年度予算案

 船橋市が16日に発表した2016年度当初予算案によると、一般会計の規模は対前年度比5・5%、額にして111億4000万円増の2122億5000万円。8年連続の増額予算で、過去最大規模となった。また、特別会計(7会計)の規模は同2・2%減の1405億9700万円、企業会計(地方卸売市場、病院)の規模は同3・7%増の188億1200万円で、一般会計に特別・企業会計を加えた予算総額は同2・4%増の3716億5900万円。一般会計では、(仮称)東消防署古和釜分署・消防訓練場整備事業(16〜18年度)で総額15億2369万3000円の継続費を設定するほか、消防局・中央消防署合同庁舎建て替え検討のための基本構想策定費674万円、医療センター建て替えのための基本構想策定費953万2000円を計上。また、特別会計のうち下水道事業会計では木戸川右岸第二排水区管渠築造事業(16〜18年度)で総額10億2000万円の継続費を設定する。
  一般会計歳出のうち普通建設事業費は、対前年度比9・7%増の334億5972万9000円(補助事業123億3879万1000円、単独事業211億2093万8000円)。北部清掃工場建替事業や運動公園プール改修事業(15〜17年度継続事業の2年目)、ふなばし三番瀬海浜公園整備事業(15〜16年度継続事業の2年目)の本格化などで増となった。
  主な事業としては、法典東放課後ルーム増築事業(16〜17年度)で総額1億186万円、海神第一保育園改築事業(16〜17年度)で総額9億397万5000円、南部清掃工場整備事業(16〜22年度)で総額1億7522万円、(仮称)東消防署古和釜分署・消防訓練場整備事業(16〜18年度)で総額15億2369万3000円、法典東小学校増築事業(16〜17年度)で総額9億3780万円の継続費を設定。
  法典東放課後ルーム増築事業と法典東小学校増築事業は一体で行うもので、増築規模はRC造3階建て、延べ1828・26u(うち放課後ルーム部分220・02u)。設計は豊建築事務所が担当。
  海神第一保育園改築事業は、海神2−209−1他の敷地面積1593・10uに移転して建て替えるもので、計画規模はRC造3階建て、延べ1732・18u。設計はキタイ設計が担当。
  PFI(DBO方式)で整備する南部清掃工場は、19日開会の市議会定例会に新年度予算案とともに契約議案を提出することになっており、これに伴い南部清掃工場整備事業として、設計・施工監理で継続費を設定する。工事などの契約の相手方は、JFEエンジニアリングで、契約額は262億4400万円。同社は、構成員のJFE環境サービス及び市川環境エンジニアリング、それに協力企業の佐藤工業(千葉営業所)で構成するグループの代表企業。
  (仮称)東消防署古和釜分署・消防訓練場の建設予定地は、古和釜町502−1他、敷地面積は8846・06u。施設規模は古和釜分署が延べ約1500u、消防訓練場が延べ約1020uの合わせて延べ約2520uを想定。構造は、いずれもSまたはRC造等を予定。訓練場施設としては高所災害訓練棟、火災訓練棟、救助災害訓練棟を整備する計画。設計は桂設計が担当。
  また、医療センターと消防局・中央消防署については、いずれの施設も老朽・狭あい化が進んでいるため、整備手法等を検討しながら基本構想を策定する。
  アンデルセン公園の整備では1億816万円を計上し、自然体験ゾーンに休憩施設等を整備。西浦下水処理場では消化ガスによる発電を行う事業者を選定するとともに、将来的なバイオマス有効利用に向けた基本構想を策定するとして3643万3000円を計上。
  市立保育所の整備では、宮本9丁目の国家公務員宿舎跡地(2665・43u)を保育所用地として取得し、園舎を整備するとして4億217万9000円を計上。この園舎は、大規模改修を予定している宮本第二保育園の工事期間中は仮園舎として利用し、工事完了後は認可保育所等として民間事業者に貸し付ける。
  このほか、小・中学校校舎の改修に22億8163万3000円、JR船橋駅南口周辺部と臨海部エリアの回遊性創出の検討に2100万円、東部公民館建て替えに向けた基本構想策定に1200万円、海老川上流地区のまちづくり検討に1800万円を計上。
  海老川上流地区のまちづくり検討では、自然との調和を図りながら医療・福祉機能を中核とする新たなまちづくりに着手するため、概略の事業計画を検討する。k_times_comをフォローしましょう
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