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建通新聞社(静岡)
2016/02/17

【静岡】静岡県の16年度当初予算案 投資的経費は2・7%減の1699億

 静岡県は15日、2016年度の当初予算案を発表した。一般会計予算は前年度当初比0・1%増の1兆2410億円、投資的経費は前年度当初を2・7%、47億0300万円下回る1699億0500万円を計上した。県単独費は2・7%増の791億2600万円、公共・直轄費は6・9%減の899億8800万円。主要事業では、津波対策施設などの整備に130億5400万円、緊急地震・津波対策等交付金として30億円を計上。新規に東京五輪会場アクセス道路整備事業費(3路線、5カ所)7億1000万円、遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画策定事業費9700万円を盛り込んだ。
 16年度当初予算案は、後期アクションプランを推進するための八つの取り組みとして、@大規模地震への備えA「内陸のフロンティア」を拓(ひら)く取組Bエネルギーの地産地消C新成長産業の育成と雇用創造−などに重点化。特別会計は前年度当初比10・6%減の4502億9500万円、企業会計は前年度当初並みの563億5900万円で、3会計の総額は同2・9%減の1兆7476億5400万円。一般会計の交通基盤部予算は6・4%減の1345億円となった。
 建設関係の主な予算は、下田総合庁舎の危機管理機能を津波浸水域外に移転し防災棟を整備する下田総合庁舎危機管理機能移転整備事業費に4億1200万円、水産技術研究所などの地震・津波対策として水産技術研究所等整備事業費に8億4900万円を計上した。
「災害に強い地域基盤の整備」では、浜松沿岸域の防潮堤整備を行う津波対策施設等整備関連事業費63億4050万円、河川堤防の嵩上げなどを行う津波対策関連事業費(津波対策施設等整備)66億4177万円余、災害予防対策を推進する河川海岸等関連事業費114億9990万円、砂防・農地防災・治山等関連事業費121億6680万円などを盛り込んだ。
 営繕関係では、老朽化した環境衛生科学研究所を移転整備するための基本・実施設計費などに1億0180万円、県立特別支援学校(東部特別支援学校、西部特別支援学校)の整備に45億円、老朽化した県立高校校舎(6校)の改修に15億5370万円、設計、土地造成工事などを行う吉原林間学園改築整備事業費に1億5400万円を計上した。


提供:建通新聞社
(2016/2/17)

建通新聞社 静岡支社