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北陸工業新聞社
2016/02/18

【富山】防災・産業拠点の強化など/北陸圏広域、重点整備計画/原案まとまる

 第5回北陸圏広域地方計画協議会、第4回北陸地方戦略会議は17日、富山市のボルファートとやまで開き、新たな広域地方計画、北陸ブロックにおける社会資本整備重点計画の両原案を取りまとめた。
 国土形成計画(全国計画)の見直しを受け、現行計画を改定するもの。冒頭、協議会会長の久和進北陸経済連合会会長が「北陸圏はまだまだ可能性があることを地域の方に理解してもらうとともに、さらに国内外へ訴えていく必要がある。関係機関が連携して新たな広域地方計画を着実に推進し、北陸のポテンシャルや魅力を高めていきたい。16年度以降、計画に盛り込まれたプロジェクトを進めることが重要」とあいさつした。
 原案によると、今後概ね10年間における北陸圏の国土づくりの指針となる広域地方計画は、将来像に「暮らしやすさに磨きをかけ更に輝く新・北陸」、「三大都市圏に近接する特性を活かし、日本海・太平洋2面活用型国土形成を牽引する新・北陸」の2つを設定。日本海側の中枢圏域形成など4つの目標と、防災・産業拠点・ネットワークの強化など12項目の戦略を打ち出した。広域連携プロジェクトには、連接型都市圏形成や北陸防災力強化、エネルギー・環境技術拠点形成などを挙げた。
 広域地方計画の実現に必要な社会資本整備の方針を示す5年間の重点計画は、基本戦略として社会資本のストック効果の最大化や戦略的メンテナンス、現場の生産性向上と担い手の確保・育成などを掲げた。主要な取り組みでは、▽富山高山連絡道路▽信濃川河川改修事業▽能越自動車道(輪島道路)▽福井駅周辺土地区画整理事業―などを盛り込んだ。

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