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北陸工業新聞社
2016/02/19

【富山】安全技術の向上へ8論文を紹介/立山砂防工事対策協が発表会/最優秀賞に発田氏(石黒建設)

 立山砂防事務所工事安全対策協議会(会長・長井隆幸北陸地方整備局立山砂防事務所長)は18日、富山市のボルファートとやまで、15年度「立山砂防関係工事安全施工管理技術研究発表会」を開いた。工事の安全性に関する応募30編のうち、優秀と認められた8編の論文が紹介され、参加者は熱心に聞き入った。
 立山砂防事務所等における工事従事者が一堂に会し、安全施工管理技術の向上を図る狙いで開催したもの。発注者や受注者、コンサルなど約230人が参加した。
 冒頭、長井会長が「発表会は、平成8年の蒲原沢土石流災害を教訓に、二度と悲惨な災害を起こさないとの決意の下、平成11年から行い今回で17回目。厳しい現場環境の中で、より安全な工事を進めるため、切磋琢磨されている事例を発表し、情報共有することで、それぞれの現場の参考にしていただきたい。蒲原沢の災害から20年目の節目であり、安全に対する決意を皆さんで新たにし、今後の工事現場の安全に取り組む布石にしてほしい」とあいさつ。
 8編の論文が発表された後、富山市ファミリーパークの山本茂行園長による特別講演「神の鳥 ライチョウを守る」も行われた。審査結果の発表に続き、表彰や講評などが実施された。
 発表論文と審査結果は次の通り(敬称略)。
【最優秀賞】
▽発田寛樹(石黒建設) 砂防堰堤工事における安全対策
【優秀賞】
▽山口哲央(酒井建設) 砂防堰堤工事における転落防止安全対策
▽藤本一行、嘉藤拓弥(丸新志鷹建設・新栄建設JV) 常願寺川水系雑穀谷砂防堰堤工事における安全対策
【奨励賞】
▽酒井健興(松本建設) 有峰地区(多枝原谷)における安全対策
▽北村渉(新栄建設) のり面作業における安全対策
▽栗山竜清(ダイチ) 渓岸対策工事における安全対策
▽米山聡(日本海建興) 樺平他斜面対策工事における安全対策
▽小池健(キタック) 本宮砂防堰堤地質調査で採用した水上ボーリングの仮設方法

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