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日刊建設タイムズ社
2016/02/22

【千葉】柏北部中央新設中学校 43・8億円の継続費/柏市16年度予算案

 柏市は19日、2016年度当初予算案の概要を発表した。各会計規模は一般会計が前年度比1・9%増の1245億7000万円、特別会計(9会計)が同2・5%増の784億5900万円、企業会計(3会計)が同2・5%増の292億4834万円で、これらを合わせた予算総額は同2・2%増の2322億7734万円。一般会計では柏北部中央地区の新設中学校建設事業や東武高柳駅自由通路・橋上駅舎の整備、本庁舎の耐震改修等で新規継続費を設定するとともに、手賀沼アグリビジネスパーク事業を推進。また、市場会計では花き棟改築工事で新規継続費を設定する。
  一般会計歳出のうち普通建設事業費は、前年度比0・9%減の146億1169万3000円(補助事業85億7086万9000円、単独事業60億4082万4000円)。
  柏北部中央地区の新設中学校建設事業については、当初は小学校としても施設の一部を利用するため、中学校建設事業で総額38億9000万円、柏の葉小学校(小中連携)整備事業で総額4億9000万円、合わせて43億8000万円の継続費(16〜17年度)を設定し2か年で建設を進める。
  学校関係では小中学校のトイレ改修事業(16〜17年度)でも小・中学校合わせて総額6億4800万円の継続費を設定。また、教育福祉会館耐震改修実施設計業務委託(16〜17年度)で総額5500万円の継続費を設定する。
  継続費に関してはこのほか、高柳駅自由通路・橋上駅舎の整備(16〜19年度)で総額19億2000万円、本庁舎の耐震改修工事(16〜18年度)で総額13億6500万円、公設市場の花き棟改築工事(16〜17年度)で総額2億9200万円の継続費を設定。
  また、手賀沼アグリビジネスパーク事業では道の駅の再整備や鷲野谷地区農業交流拠点施設の整備に向け用地取得や設計等を進める。
充実した教育が実感でき、子どもを安心して産み育てられるまち
 ▽学びづくりフロンティアプロジェクト=1億2625万7000円。モデル校を設定し、関係機関との連携による魅力的な学びづくりや授業改善等を実践・実証。IT教育支援アドバイザー業務委託、学校図書館冷暖房設置11校、プロジェクト校への指導者派遣他
 ▽(仮称)柏北部中央地区新設中学校整備=30億3786万6000円。@用地購入(20億3176万6000円)全体約2万7000uを15〜16年度の2か年で購入。購入総額40億6350万8000円。16年度購入面積約1万3500uA建設工事・監理委託等(10億360万円)16〜17年度継続事業、総額38億9000万円B土壌調査委託等(250万円)。施設概要はRC一部S造3階建て、延べ約9200u、18クラス(6クラス×3学年)及び特別教室等。当初は小学校6クラス、中学校12クラスで使用開始。給食室・プールは柏の葉小学校のものを使用。設計は千都建築設計事務所が担当。※同事業関連では、ほかに柏の葉小学校(小中連携)整備事業として総額4億9000万円の継続費(16〜17年度)を設定
 ▽学校トイレの改修=4億9790万円。トイレの洋式化、床の乾式化、給排水管の改修等。小中学校15校。16〜17年度継続事業、総額6億4800万円(小学校3億8500万円、中学校2億6300万円)
 ▽学校施設学習環境の改善=6398万円。音楽室冷暖房設置(小中学校6校の設計と小中学校5校の工事)、特別教室扇風機設置(小中学校155教室の工事)
 ▽地域子育て支援拠点の整備=2988万3000円。3か所増設
 ▽私立認可保育所等の整備=8億3258万1000円。認可保育園・認定こども園5園、耐震化改修補助1園
 ▽こどもルームの整備=7867万9000円。富勢小こどもルーム移転建設、定員超過のこどもルームの第2保育室設置
 ▽街頭防犯カメラの設置=1000万円。柏駅周辺や幹線道路交差点に設置。計130台(25台増)
健康寿命を延ばし、いつまでもいきいきと暮らせるまち
 ▽特別養護老人ホームの整備=4億5705万8000円。広域型1か所、地域密着型2か所、施設改修1か所、開設準備3か所
 ▽障害者の地域生活を支える拠点機能の整備=2億2500万円。居宅支援と地域支援(相談、緊急対応等)の一体的な機能を持つ拠点を整備
 ▽バリアフリー道路特定事業=1300万円。上大門向中原線実施設計委託
 ▽鉄道駅のバリアフリー化=1060万円。東武新柏・豊四季駅に内方線付き点字ブロックを設置
 ▽バス交通活性化事業=1211万4000円。@地域公共交通網形成計画策定に伴う協議会負担金(711万4000円)A沼南庁舎バス乗継場整備設計委託(500万円)
地域の魅力や特性を活かし、人が集う活力あふれるまち
 ▽中通り線の整備=3億60万円。柏駅東口D街区第一地区市街地再開発周辺道路の回遊性向上
 ▽柏駅周辺まちづくり10か年計画=1500万円。地域住民・商店会・事業者等との協議、調整
 ▽柏駅西口北地区市街地再開発=1530万円。事業計画等の検討
 ▽手賀沼周遊レンタサイクル事業=448万円。我孫子市と共同で行うレンタサイクル事業。貸出場所計6か所(1か所増)
 ▽手賀沼アグリビジネスパーク事業の推進=3億9598万8000円。@道の駅しょうなん再整備に係る用地購入・設計(3億1997万1000円)A農家レストラン整備支援(7000万円)B鷲野谷地区農業交流拠点整備に係る設計(500万円)
 ▽あけぼの山農業公園周辺の整備=8556万5000円。@バスロータリー設置工事、本館改修設計委託等(4499万5000円)Aあけぼの山公園入口の歩道整備(4057万円)
 ▽農業生産力の拡大=3992万9000円。農業生産施設の整備、省力機械の導入等に対する補助及び農協等と連携した地域活性化のための戦略策定等
 ▽高柳駅自由通路・橋上駅舎の整備=3億210万円。@自由通路(2億10万円)A橋上駅舎(1億200万円)。16〜19年度継続事業、総額19億2000万円
その他
 ▽公共施設等総合管理計画の策定=1200万円。公共施設等総合管理計画(基本方針編)の策定
 ▽本庁舎の耐震改修=1億3700万円。16〜18年度継続事業、総額13億6500万円。設計は佐藤総合計画が担当
 ▽近隣センターの改修=2億8488万5000円。@屋上及び外壁改修工事(7149万6000円)2館A耐震、屋上及び外壁改修設計(1028万7000円)2館B空調設備改修工事(7182万円)1館Cトイレ改修工事(1億2480万2000円)4館Dトイレ改修設計(648万円)4館
 ▽公設市場施設の改修(市場会計)=1億5600万円。花き棟改築工事。16〜17年度継続事業、総額2億9200万円。設計は渡辺建設事務所が担当。k_times_comをフォローしましょう
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