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北陸工業新聞社
2016/02/22

【石川】鶴ケ丘=基本設計に着手/白帆台=実施設計に移行/内灘の県営住宅で新年度計画/県建築住宅課

 石川県土木部建築住宅課は16年度、内灘町鶴ケ丘における鶴ケ丘県営住宅団地建て替え工事の基本設計に乗り出すとともに、同町白帆台2丁目の白帆台ニュータウンでの住宅団地新築工事の実施設計や用地取得に移行する計画で当初予算案に事業費を盛り込んだ。
 同計画は、昭和40年代に建てられた同町内の鶴ケ丘県営住宅10棟・268戸の建て替えにあたり、その一部を同町白帆台2丁目地内の白帆台ニュータウンH街区約2万4000平方メートルへ移転する内容。白帆台と鶴ケ丘を合わせて全体で231戸規模とする。
 15年度に基本設計がスタートした白帆台住宅団地は、内灘町と連携し全体で111戸を整備する内容で、このうち21戸を町営住宅とする。建設地一帯ではすでに電線類が地中化されるなど地区計画に沿って美しい町並みが形成されていることを踏まえ、公営住宅も調和のとれた木造平屋もしくは2階建てとし、2世帯を1棟として床面積を確保する。間取りの中心は子育て世代向けの2LDKを据える。基本設計は浦建築研究所(金沢市)が担当している。
 一方、鶴ケ丘団地敷地内における集合住宅建て替えは120戸規模とし、入居者は高齢者が中心となる。
 事業は3期に分けて取り組む計画で、まず白帆台を先行させ、1期が完了した時点で鶴ケ丘建て替えに移行するという交互方式で進めることにしている。

hokuriku