全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　医療法人社団千春会（理事長菊地孝三氏、長岡京市開田２丁目14−26）は、京都市伏見区に介護老人保健施設や通所リハビリテーション施設などから成る高齢者複合福祉施設の建設を計画。着工は28年５月初め頃、完成は29年３月31日頃の予定。施工業者は未定。
　計画によると、Ｓ造４階建（耐火建築物）、延５８１６・２１�u（建築面積１５１５・４６�u）の高齢者複合福祉施設を新築する。建物高さは15・００ｍ（塔屋を含む高さは18・００ｍ）。
　内部は介護老人保健施設（１００人）を中心に、通所リハビリテーション施設（機能強化型デイケア。１００人）、通所介護施設（デイサービス。30人）、短期入所生活介護施設（ショートステイ。13人）を併設する。１階は事務室、医務室、調剤室、厨房など管理部門と地域交流スペース等を配置。２階は機能強化型デイケア、ショートステイ等、３階及び４階は介護老健を配置する。
　敷地内に14台の駐車場スペース、バイク置場、駐輪場を確保する。
　町並み型建造物修景地区のため、景観に配慮し外壁面の分節などで圧迫感を軽減。緑環境も整備する。
　設計は内藤建築事務所（京都市左京区・０７５−７８１−４１１１）。
　計画地は京都市伏見区桃山与五郎町１−５８９で敷地面積は２５２６・５７�u。都市再生機構西日本支社が団地再生事業に伴う民間事業者向け土地譲渡により事業者を募集していた桃山団地（Ａ街区）。都市再生機構が28年１月13日に開札した結果、千春会が４億２０００万円（税抜）で落札した。
　用途地域は第一種中高層住居専用地域で建ぺい率60％、容積率２００％。山科川を跨ぐ中野橋の南東側に位置し、最寄り駅は京阪宇治線桃山南口駅。
　　　　　　◇
　千春会の介護老健施設については、京都市保健福祉局による広域型サービス（介護保険施設等）を整備・運営する事業候補者の公募において、28年１月に事業候補者に選定された。