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建通新聞社
2016/02/24

【大阪】豊中予算案 二ノ切温水P建替はPFI含み

豊中市は、2016年度当初予算案を発表した。利便性を損なわない老朽化対策が求められる二ノ切温水プールは、近隣地に建て替える方針だ。PFI手法などを視野に事業手法を検討する。支援業務委託費には710万円を計上した。
 重点的に進めてきた学校施設の耐震化では、16年度末の耐震化率は97%となる見込み。第四中改築に工事総額19億4920万円を投入、早期の入札公告に備える。このほか、上野小と北丘小の耐震補強工事に2億0759万円を充当。
 将来のインフラを含めた、すべての公共施設の建て替えや統廃合、管理の手段と体制などを示す「公共施設等総合管理計画」は、16年度内の策定を目指す。16年度は支援業務(委託費884万円)を外注。管理計画策定後、17年度は実施計画をまとめる。さらに、建築後50年が経過する第一庁舎では、庁舎保全計画とESCO事業の期間終了なども踏まえ、同計画の後継の計画策定に必要なデータを集めるため、躯体劣化具合判定調査委託費679万円を計上した。
 福祉会館解体跡地への母子父子福祉センターを含めた複合的な施設の建設では、測量、基本設計に着手する。設計委託費は823万円。16年度に基本設計、17年度に実施設計を進め、18年度から2カ年で改築工事に着手する計画だ。
 庄内駅前への(仮称)庄内駅前庁舎の整備に伴う、既存建物へのエレベーター設置および内部改修費に2億4943万円を充当。また、地区会館の(仮称)走井会館の新築事業に1億4774万円を投じ、工事を発注する。
 当初予算案総額は2935億9955万円で、一般会計は前年度当初比0・4%減の1498億1465万円。普通投資的経費は134億9677万円。学校耐震化などの事業費減少のため同比25・2%減となった。

提供:建通新聞社