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建通新聞社(中部)
2016/02/26

【三重】海蔵小改築事業に新規着手 16年度に設計を委託 四日市市

四日市市は、2016年度の新規事業で「海蔵小学校改築整備事業」に着手する。新築規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約5700平方bを想定。初年度は地質調査と基本・実施設計を委託するため、当初予算案に約3500万円を計上した。本体建築工事は18年5月ごろに発注する予定だ。
 計画では、特別教室棟と屋内運動場の間にある普通教室棟を改築する。まず、敷地東側にリースの仮設校舎(延べ約3400平方b)を建設。既存の普通教室棟を解体し、跡地に新校舎棟を建設する。その後、仮設校舎の跡地をグラウンド(約8000平方b)として整備する。
 新校舎棟の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ5743平方b。普通教室26室のほか、図書室・パソコン室・校長室・職員室・会議室・相談室・給食室・特別教室棟との渡り廊下(鉄骨造平屋)などを整備する予定だ。本体工事の工期は18年9月〜20年2月の17カ月間を想定している。
 海蔵小の所在地は東阿倉川578ノ1。校舎の一部は屋内廊下がなく、ベランダを廊下として使用している。教室間の段差によるバリアフリーの問題やトイレの配置など、機能面で課題を抱えていることから改築整備することにした。市は今後、同様のベランダ形式校舎を持つ「高花平小学校」についても改築事業を検討している。

提供:建通新聞社