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鹿児島建設新聞
2016/02/25

【鹿児島】鹿児島国体に向けた施設整備、16年度は22億円投入

  県は、2020年に開催される鹿児島国体に向け、施設整備を加速させる。16年度は、平川ヨットハーバーの老朽化や劣化が著しいヨットハウスの管理棟と艇庫の改築に向けた設計を行うほか、陸上競技場などの改修を予定。15年度3月補正と合わせ22億1957万5000円を投入する。24日、県議会代表質問で永井章義議員(自民党)の質問に当局が明らかにした。 
 平川ヨットハーバーは、中央競技団体の指導助言内容等として、1982年に整備され老朽化や劣化が著しいヨットハウスの管理棟と艇庫の建て替えのほか、出艇スロープなどの競技運営施設の設置、関係者や観客用の臨時駐車場の確保−など。この助言を踏まえ、改築に向けて動き出す。 
 また、鴨池運動公園内のうち陸上競技場では、メーンとバックスタンドの改修を予定。貴賓室拡張に向けた検討も行う。 
 鴨池野球場は、劣化したラバーフェンス取替やグラウンド、鴨池庭球場は劣化しているコートをそれぞれ改修する。 
 予算計上の状況をみると、15年度補正(4億6004万7000円)では、陸上競技場バックスタンド防水や庭球場既存施設解体等を予定。16年度当初予算(17億5952万8000円)は、各施設の改修工事請負費15億6803万6000円のほかに、県根占自転車競技場(2043万9000円)や市町村施設(4044万9000円)の整備に向けた補助も行う。 

再エネ導入促進 
家畜排せつ物を活用へ 

 再生可能エネルギーの導入促進に向けた県の取り組みについて、小園成美議員(自民党)が質問。岩切剛志企画部長は「全国有数の畜産県ということもあり今後、家畜排せつ物等を原料とするメタン発酵ガス化発電の導入に力を入れていく」と意気込みを述べた。 
 今後の状況を岩切部長は「15年度中に原料の安定確保や廃熱の活用など事業化にあたって留意すべき事項をまとめる。さらに、16年度当初予算案には、プラント整備に必要な事前調査に要する費用の一部を助成する経費を計上した」と話した。 
 なお、導入ビジョンで設定した20年度末の目標は、太陽光とバイオマスが既に達成。風力や水力、地熱は9割を超えた。