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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/02/24

【茨城】筑西市が2016年度当初予算案を公表

 筑西市(須藤茂市長)の2016年度予算案が発表された。主要事業は新中核病院整備事業(予算額33億6800万円)、スピカビル本庁舎等改修事業(9億9034万5000円)、中学校施設環境整備改修事業(3億8929万円)、中学校空調設備等整備事業(3億599万7000円)、一本松茂田線整備事業(2億8995万3000円)、明野庁舎整備事業(2億8406万5000円)、道の駅整備事業(7845万9000円)など。新規では、放課後児童クラブ整備事業(2899万6000円)を実施する。(3面に主な事業)
 一般会計の総額は422億5000万円で、前年度当初比7・5%増。14年度の402億円を超え、過去最大規模の編成となった。このうち普通建設事業費は57億3775万6000円。新中核病院やスピカビル本庁舎整備といった大型事業により同33・2%増と大幅に伸びた。
 新中核病院整備事業は、基本・実施設計を山下設計(東京都中央区)と根元英建築設計事務所(土浦市)のJVが担当しており、11月末までにまとめる。施工者は12月の着工をめどに選定し、18年10月の開院を目指す。事業費は33億6800万円(病院事業会計32億5724万5000円、一般会計1億1075万5000円)。
 庁舎関連では、本庁舎機能を移転するスピカビル本庁舎改修事業に9億9034万5000円を充当。内訳は工事費8億7608万5000円、工事監理委託料5749万2000円、備品購入費5625万円など。工事は前田建設工業梶i東京都千代田区)と鰹ャ薬建設(筑西市)のJVが担当。工期は来年1月20日で、2月中の移転を目指す。
 明野庁舎整備事業は、耐震基準を満たしていない同庁舎を敷地内で改築する。設計は褐j設計茨城営業所(古河市)が担当。本体工事は新年度早々に発注する見通し。改築工事費として2億8406万5000円を予算化している。
 学校関係では、中学校の大規模改修工事を推進。15年度補正予算で計上した1億2938万6000円により吊り天井の撤去工事を行うとともに、16年度当初予算の3億8929万円により屋内運動場と武道場の改修工事を実施する。対象は下館西中と下館南中の屋内運動場、関城中と明野中の武道場。
 また、関城中、明野中、協和中の3校で太陽光パネルなどの空調整備事業に3億599万7000円も盛り込んだ。
 道路関係では、一本松茂田線整備事業に2億8995万3000円。A〜Dの4工区のうち、大塚〜深見地内のB工区(L1420m)の整備を進め、17年度の全線開通を目指す。なお、A工区(L740m)は供用済みで、C工区(L1000m)とD工区(L1300m)は3月に供用予定。
 道の駅整備事業では、設計委託料などに7845万9000円。基本構想・基本計画案のパブリックコメントを3月11日まで募集している。16〜17年度にかけて用地交渉と測量調査・設計を予定している。
 そのほか、新規事業として放課後児童クラブの整備事業を計画。2899万6000円を予算化し、川島小学校の自校式給食センターを改修する。