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大分建設新聞社
2016/02/27

【大分】外国人にも分かりやすく、道路標識を英語に 

 大分河川国道事務所は19日、九州ブロック道路標識適正化委員会大分分会の会合を開いた。同会は、県内の道路標識の整備・改善を目的に、関係する道路管理者で組織。今回は、観光立国や地方創生の実現に向け、観光地などの交差点標識を外国人にも分かるようにする2ヵ所の改善と、28年度内完成を目指して工事中の由布市湯布院町塚原の由布岳パーキングエリア(PA)上下線のスマートインターチェンジ化による新名称を決めた。
 全国の交差点、道路などでは、地名、交差点名の下に日本語読みのローマ字が併記されている。しかし、ローマ字では外国人に分かりにくいため、英語表記に改善しようと、27年11月時点で全国の主要観光地など45ヵ所で英語表記に改善された。
 東京都では、「銀座通り口」を「Ginzadoriguchi」から「Ginza―dori Ave(Avenue=通りの意味)」に変更した。これからも、各地の主要観光地、幹線道路などで橋を「Hashi」から「Bridge」、公園を「Kouen」から「Park」、川を「Kawa」から「River」などに順次変更していくとみられる。しかし、東京都の区名と川名にある「荒川」の場合は、「Ara―River」にすると、日本人でも分かりにくくなるため、このような場合は「Arakawa―River」にするという。
 県内では、この日の会合で▽大分市神崎のうみたまごと高崎山を結ぶ橋に「高崎山先 Mt・Takasaki」▽現在、県道菅原戸畑線の延長と道の駅の工事が進む玖珠町の慈恩の滝入り口に新設される交差点に「慈恩の滝入口 Jion―no―Taki Falls」―の標識設置をする。他の交差点などの名称変更は、順次検討する
 また、由布岳PA内のスマートインターチェンジ名は「由布岳スマートインターチェンジ」にすることを決めた。今後、道路管理者の西日本高速道路鰍ェこの名称を日本高速道路保有・債務返済機構に伝達し、最終的に名称が決定する。
 同スマートインターチェンジは25年に設計、27年に工事着手している。福岡方面への上り線は、市道高速側道11号線(一方通行)、大分方面の下り線は市道高速側道12号線(対面通行)に連結する。

提供:大分建設新聞社