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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/02/29

【群馬】みなかみ町が16年度当初予算案公表

みなかみ町(岸良昌町長)は新年度の当初予算案を公表した。普通建設事業費を17億6000万円とし、本年度の23億3800万円から24・7%減少。一般会計予算は総額135億6000万円で前年度比1・9%減となっている。新施設建設といった目玉は無いが、建設関連の事業について町は、道路網の整備や観光振興、解体工事、移住定住の促進などを挙げ、新年度から順次進めていきたいとしている。
道路網の整備では、町道後閑師線改良事業に3700万円を投入する。関越自動車道月夜野料金所付近を走る同線を、部分的に拡幅改良をする計画に伴い、概略設計や用地買収を進める。
橋梁長寿命化事業(7670万円)では定期点検に加え、町内3橋の補修工事を実施する。道路ストック総点検・老朽化対策事業(7702万円)では、町道3路線に対して舗装補修工事を行うほか、法面やトンネル補修、点検業務委託を行う。
観光関連では外国語案内看板設置に300万円、Wi−Fi整備に461万円を計上。Wi−Fiは町の屋内外施設3カ所に整備する。観光用公衆トイレの改修に3200万円を振り分け、旧水上地区にある大穴の公衆トイレを大規模改築し、そのほか複数カ所で洋式化を行う。
小日向区営アパートや旧幸知小学校、小学校の敷地にある旧第二保育園の解体などに普通財産除却整備事業の1億4188万円を充てる。設計は群馬県住宅供給公社(前橋市)が作成した。
移住定住の促進では、在住者が町外へ転出するのを防ごうと、賃貸住宅管理業者を中心に改修費の補助を始める。500万円を予算化し、新年度の早い時期から申請を受け付ける意向だ。
個人住宅の新築改修には新年度も引き続き補助を行い、900万円を措置する。
旧月夜野中学校跡地の、つきよのこども園の周囲にL500m〜600mの散歩道、同園の上段に約100台が置ける駐車場を整備する新事業に7000万円を配分。サクラの植え替え、世代間交流が図れるような整備をするなど事業計画を作成中だ。設計業務は新年度から行われるもよう。
そのほか、火葬場整備事業に910万円を充当し基本設計業務を実施。都市計画マスタープランの策定に1006万円を割り振る。5地区の用水や排水、農道の改修などには6194万円を盛った。