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建設新聞社(長崎)
2016/03/01

【長崎】災害時協定業者が遠隔操作訓練

無人化施工技術の向上を
  雲仙復興事務所・九州技術事務所

 国交省雲仙復興事務所と九州技術事務所は23日、長崎ブロックの直轄事務所における災害時協定業者・維持業者を対象に、バックホウの遠隔操作訓練を実施した。
 当日は、水無川1号砂防えん堤左岸上流を訓練会場として、午前・午後の2部構成で実施。午前の部では雲仙復興事務所管内協定企業5社(星野建設梶A兜ス尾組、葛g川組、柴ア建設梶A本田建設梶jの約12人が参集、無人化機械を用いた災害対応能力の向上を図った。
 訓練は各3班に分かれてスタート。無人バックホウを直接目視操作方式とモニター操作方式で操縦し、掘削・埋戻し作業を行った。目視で無人バックホウを操縦
 直接目視操作訓練では、普段の操縦席からの目線の違いや距離感に戸惑いながらも、懸命に訓練をこなしていた。モニター操作訓練では、3台のモニターを駆使しながらバックホウとカメラをそれぞれ操作。普段の現場と違い、建機のエンジン音や振動が伝わらないことに苦労している姿が印象的だった。
 本紙取材に応じた雲仙復興事務所砂防課の前田薫係長は「無人化施工技術は、危険箇所での災害復旧などで人命を守るために欠かせない技術。災害復旧には地元建設企業の力が必要不可欠で、大変心強く感じている。地元企業の方々に無人化施工がどういうものか慣れていただくことで、将来的に迅速かつ安全な災害復旧活動に繋がると思う」と地元企業へ感謝と期待の言葉を述べた。
 九州地整ではこれまで、遠隔操縦装置や遠隔操縦可能な分解組立型のバックホウを導入するなど、より安全な災害復旧への取り組みを推進。重機の遠隔操作が出来る技術者が不足していることから、昨年12月には福岡県久留米市にて遠隔操作訓練を実施、今回は長崎ブロックでの訓練となった。
3台のモニターを見ながら遠隔操作











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