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福島建設工業新聞社
2016/03/01

【福島】赤十字病院移転新築を公告/来月28日開札

 日本赤十字社は1日、福島赤十字病院整備事業(移転新築工事)の一般競争を公告した。単体と特定JV(2者構成)の混合入札で、申請期限16日。4月28日に開札する。落札者にはVE提案を求め、実施設計に反映させる。
 参加資格(単体、JV構成員共通)は、日赤本社、同県支部、福島赤十字病院いずれかで建設工事「建築一式」の入札参加資格認定を受けていること。単体とJV代表は@建築一式工事の経営事項審査(経審)結果通知書の総合評定値1650点以上A12年度以降にS造、RC造、SRC造いずれかで5階建て以上延べ1万5000平方b以上の病院建物、免震装置採用の延べ1万平方b以上の建築物の施工実績BISO9000と14000シリーズ認証取得―などを要件とした。JV第2構成員は県内本社で、建築一式の経審総合評定値1000点以上が対象。
 入札手続き担当は本社総務局総務部契約・管財課。15日まで配布する入札説明書は、福島赤十字病院でも配布する。
 移転先は福島市八島町87の1ほか地内の1万7740・71平方b。S造(免震構造)7階塔屋1階建て延べ2万1078・5平方bの病院棟、S造(耐震構造)2階建て(2層3段)延べ3180・2平方bの駐車場棟を建設する。工期は10月〜30年8月31日の予定。病床数288床(現359床)、診療科数24科で31年1月開院を目指す。駐車場は地上部を含めて380台程度とする。
 工事発注に関しては、同病院と日赤本社で協議を進め、実施設計段階で施工者を価格競争(最低制限価格設定)で選定後、VE提案を求めて実施設計に反映させ、施工の合理化、効率化を図ることとした。
 病院の移転新築は、施設の老朽・狭あい化の解消、災害拠点病院として救急医療体制を強化するため計画。現在の同市入江町地内から国道4号を隔てた八島町地内への移転を決定し、27年2月に敷地所有者と現病院敷地の土地交換契約を締結した。
 設計・監理は公募型プロポーザルで選定した日建設計が担当。用地造成と周辺道路工第1期工事は、昨年10月に同病院が一般競争で入札し、佐藤工業が落札した。1月に用地造成工事に着工し、3月下旬に周辺道路工事に着工する予定。同工事の最終工期は30年2月末。うち造成工事は先行完成させる。