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日刊建設工業新聞
2016/03/02

【鳥取】私都川小水力発電事業 16年度から建設に着手

 県企業局は、八頭町落岩地内で計画している私都川小水力発電所の建設工事に2016年度から着手する。かつて村営の上私都発電所が運営されていた八頭町落岩〜姫路地内で計画している私都川小水力発電所は、最大出力約150kWで、年間可能発電電力量は一般家庭約350戸分に相当する約1238MWhを予定している。建設改良費として15年度から18年度までの4年間の継続費約4億8000万円を組んでいるが、そのうち、約4億5000万円は土木建築工事を実施する16年度から2年間に充当される。基本・実施設計業務は建設技術研究所が担当している。
 計画では、私都川と明辺川の二つの渓流から取水して県道に延長930bの水圧管路(導水管)を埋設。かつてあった発電所から上流側の落岩地内の段所橋付近に有効落差51・5bを利用した新しい発電所を建設する。私都川の取水施設(取水堰)については既存の施設を利用し、延長21bの水管橋を新設する。発電所の建屋は、鉄骨造平屋建て90平方b程度になる見通し。企業局では、18年度の早い時期の運用開始を考えており、16年度から2カ年計画で土木・建築工事を概成させる。工事の発注時期はまだ固まっていないが、10〜12月期になるものとみられる。