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鹿児島建設新聞
2016/03/04

【鹿児島】県、ビルメン業務入札制度 総合評価を一部導入

  県は、ビルメンテナンス業務の入札制度を国のガイドラインなどを踏まえ、総合評価落札方式を一部導入する。2016年度が契約期間の県行政庁舎が対象で、価格以外の評価が同等となるように配点。3日、県議会一般質問で福司山宣介議員(県民連合)の質問に久木田義朗会計管理者が明らかにした。 
 ガイドラインでは、ダンピング受注を排除し、担い手の中長期的な育成確保の促進を通じて健全な育成を図っていくことが不可欠と結論付け、清掃業務等にも総合評価で技術提案を求める考え方を示した。 
 導入に向け、学識経験者の意見を聞き、評価項目を設定。入札時に技術提案書を求め、作業計画や自己検査体制など品質確保の体制を評価するほか、入札参加資格審査で企業の信頼性など業務実施体制を確認する。 
 配点は、価格50点、資格審査事項30点、技術提案20点。内訳は、履行体制および品質保証の取り組みや教育・研修体制に配点。履行実績には延べ床面積5000u以上の日常清掃を行っている契約状況。 

■屋久島空港のジェット化 
滑走路延伸は可能 
 日高滋議員(自民党)が屋久島空港のジェット化について質問。伊藤祐一郎県知事は「現時点では、海域の埋め立てを行うことなく、滑走路延伸の可能性はあるものと考えている」と話し「事業化に向け取り組む」と意気込みを述べた。 
 現空港は、滑走路両端が海域に近接。延伸する場合に埋め立てによる自然環境への影響が生じないよう、特に配慮する必要がある。そのため、15年度に空港周辺の測量などを行い、地形的な可能性を探っていた。 
 16年度は、調査結果を踏まえた技術的検討をさらに進め、大都市圏における旅行意向調査など需要予測調査に760万円を計上した。