トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2016/03/04

【滋賀】運転免許センターを改築 28年度に実施設計

 滋賀県警察本部は、守山市の県運転免許センターを28〜32年度の5ヵ年計画で改築整備する。28年度当初予算案に実施設計費など6464万4000円を計上した。本館、安全運転学校の現地建替による新庁舎への施設の集中化や別館、新館の改修による既存施設の有効活用、来庁者用駐車場の拡充等を進め、スムーズな免許更新手続き・講習の実現により、県民サービスを向上させる。
 現運転免許センターは、守山市木浜町2294の敷地面積に、本館RC造3階建、延1711u、安全運転学校RC造3階建、延652u、別館RC造2階建、延1377u、新館S造平屋建、延294u、技能試験コース、駐車場などからなるが、耐震基準を満たしていない老朽庁舎、収容能力不足と動線の複雑化による来庁者の負担増加、駐車場不足により技能試験コースを駐車場利用、といった問題点を抱えている。
 県警本部は26年度に同建替基本構想策定業務を水原建築設計事務所(彦根市)に委託し、問題の解決へ向けて検討を進めてきた。
 計画によると、本館、安全運転学校の新庁舎RC造4階建、延約5000uを安全運転学校を解体した跡地に建設し、免許更新等の業務を行い、別館、新館の改修による存続施設で試験等の業務を行い、来庁者に分かりやすく業務を明確化する。本館を解体した跡地を有効利用し、不足する来庁者用駐車場にあて、現在の同駐車台数270台を350台に拡充する。あわせて、技能試験コースを改修する。
 28年度予算案では、実施設計費5864万4000円、地質調査費330万円、用地測量費270万円の6464万4000円を計上した。
 29年度以降の工事では、安全運転学校仮設庁舎建設、安全運転学校解体、新庁舎建設の順に進め、31年度内に新庁舎を完成させ、32年度に本館解体、駐車場整備、技能試験コース改修を予定している。存続する別館、新館の改修時期は現在のところ計画期間内としている。