トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2016/03/07

【神奈川】神奈川県健康福祉局 動物保護センター新設 16年度に設計へ

 神奈川県健康福祉局は、平塚市にある動物保護センターの機能を強化して新設する神奈川県動物保護センター(仮称)について、2016年度に基本・実施設計を行い、17年度早々から新本館の建設に着手する計画だ。18年度末の施設完成。19年度当初の新本館オープン、同年度の既存除却を予定する。
 設計は、四つの基本コンセプトに沿って作成。「処分する施設から生かす施設へ」では、原則、個室で飼養管理とし、ガス処分室や焼却施設は設置しない。「動物愛護の普及啓発の拠点」では、動物とのふれあいや、いのちの大切さを体験しながら学べる事業を展開。所有明示、終生飼育などの啓発ができる施設とする。「ボランティアとの協働」では、新しい飼い主を探す活動や、動物愛護の啓発活動などがしやすい施設とする。譲渡会が開催できるホールや、研修室、トリミング室などを備える。「災害時の動物救護」では、災害時における迷子動物、負傷動物の一時保護施設を整備する。
 15年度は、調査設計を日生建築計画研究所(横浜市中区)への委託で実施中だ。
 現在の動物保護センター(平塚市土屋401)の本館横に新たな施設を建設。完成後、新たな機能を持った施設として開設し、現施設は解体する。施設は現施設(合計延べ約2700平方b)程度を見込む。敷地は2万1474平方b。
 現動物保護センターは1972年の建設。新たな施設は、施設の老朽化対策とともに、「より生かすための施設」への転換を目指す。11億円を目標に建設に必要な資金の寄付を募り、不足分を県が拠出する。
 提供:建通新聞社