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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/03/09

【群馬】前橋市が体育施設の建設へ9・5億円

前橋市は新年度、体育施設整備事業で4施設の工事を計画している。メーンとなるのは、下増田サッカー場へのクラブハウス建設で、3分離で新年度早々の発注を予定している。このほかの工事はいずれも改修工事で、サッカーラグビー場と大渡温水プール、三俣のテニスコートを対象としている。新年度の当初予算案には、同事業の工事費9億5967万7000円を計上した。
下増田サッカー場へ建設するクラブハウスは、S造平屋建て、延べ床面積は700u。施設内には、ロッカールームやシャワー室のほか、健康運動設備などを配置する。また、ザスパクサツ群馬の練習拠点として利用する計画があることから、同チーム用のロッカールームも整備する。設計は、神山設計(前橋市)が作成した。
工事は、建築、電気設備、機械設備の3分離発注を予定しており、6月定例議会で契約案件を上程する見通しであることから、新年度当初の発注となりそうだ。
下増田サッカー場は、本年度から新設工事を行っている。本工事では、下増田運動場と隣接した敷地約4haへ、天然芝のサッカー場を2面と青少年用の夜間照明付人工芝サッカー場2面の計4面を整備する。
現在は、造成工事が進められており、新年度に電気設備工事の発注を予定している。
このほかの体育施設では、◇利根川敷島緑地サッカー・ラグビー場◇三俣テニスコート◇大渡温水プールの3施設で改修を計画。利根川敷島緑地サッカー・ラグビー場では、ラグビーワールドカップのキャンプ地として立候補するため、芝の張り替え工事を行う。また、張り替え工事の予算状況を見て、駐車場を現在の40〜50台規模から130〜140台に拡張する。工事は、芝の張り替えを新年度早々に、駐車場の拡張を秋口にそれぞれ発注する。
三俣テニスコートでは、クレーコートが計8面あり、土の入れ替えによる改修を行う。発注は、下期を予定している。
大渡温水プールの改修では、水深を3段階に変更できる可動床の25mプールが対象。可動床の制御装置を更新する。工事は、新年度早期に発注する。
また、六供温水プールでも改修工事を計画。天井部分の改修を9日に発注しており、新年度に繰り越して進めていく。機械設備やプールの塗装面など、改修を予定している箇所が残っており、これから財政面や優先度を見ながら工事を実施していく。