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鹿児島建設新聞
2016/03/11

【鹿児島】国際交流センター基本構想 建設地は市立病院跡 

  国際交流センター(仮称)整備に向けた基本構想(素案)の骨子が明らかとなった。建設地は、鹿児島市加治屋町の旧市立病院の立体駐車場等敷地。2016年度に基本・実施設計、17年度から建設に着手して19年度中のオープンを目指す。10日、県議会産業経済委員会と鹿児島市議会総務消防委員会に当局が報告した。 
 事業主体は、(仮称)国際交流センター建設協議会(会長・伊藤祐一郎県知事)。京セラの稲盛和夫名誉会長から県と同市に各10億円の寄付金計20億円が財源。15年度は基本構想の策定を進めていた。 
 基本的な考え方は、国際社会に貢献する人材の育成や国際相互理解の促進のための拠点施設。主な機能は、留学生や研究者などを受け入れるための宿泊機能や県民・市民と在住外国人がふれあえる国際交流機能を盛り込む。 
 予定地は、活動拠点として、大学や公共施設等へのアクセス、交通の利便性に優れるなどを考慮し同市加治屋町19−13を選定。敷地面積は約2200u。 
 施設の規模は、宿泊施設3000u、国際交流施設1000uの計4000uを想定。居室は、留学生用(単身、夫婦、家族)や短期滞在者用で80室〜90室程度。談話スペースやランドリーなどの共同利用施設を各フロアに配置。このほか、多目的ホールや研修室、会議室、調子室、交流ラウンジ、和室、事務室−など。 
 今後、管理運営主体や管理運営の方法、建設後の所有権の帰属先などについて検討を行う考えだ。