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建通新聞社四国
2016/03/11

【高知】高知市 旭駅周辺市街地整備事業費に17・5億計上

 高知市は、旭駅周辺市街地整備事業費として2016年度当初予算案と3月補正予算案を合わせて17億5390万円を計上、このほか都市再生住宅建設事業の17年度継続費に4億円を設定している。16年度は、土地区画整理事業として下島町地区の仮換地指定と中須賀町地区の用地先行買収を推進するほか、都市再生住宅旭町2丁目第一期南棟の建設と下島町第二期棟の基本・実施設計に着手する予定。
 都市再生住宅建設事業には16年度当初予算案で工事費2億8908万円、委託料3003万円などを計上し、17年度の継続費4億円を設定。このうち旭町2丁目都市再生住宅は、6月または9月議会の承認案件として建築主体の一般競争を公告する。規模は鉄筋コンクリート造6階一部7階建て延べ3358平方b、1DK、2DK、3DKを合わせて48戸を配置予定で、エレベーター1基も設置する。基礎工法は場所打ち杭。建設地は旭町2ノ8ノ1ほかの旧旭保育園跡地。基本・実施設計はかめお設計(高知市)が担当。
 下島町第二期棟は、現在母子福祉センターがある場所に建設する。戸数は50戸程度で、設計の中で敷地調査を行い、規模や階数、戸数を確定させる。国からの内示後に基本・実施設計を外注し、17年度途中まで進め、18年度に工事発注する予定。建設地は下島町3。
 下島土地区画整理事業費には16年度当初と3月補正案を合わせ事業費4億4980万円を計上、その多くが補償費となっている。下島町東地区の3・2fを対象とした土地区画整理事業で、計画では区画道路の総延長1361b、歩行者専用道路の総延長310b、公園2カ所(680平方b、300平方b)の整備、建物の移転122棟など。16年度に仮換地を進め、17年度からの工事着手を目指す。
 中須賀町土地区画整理事業には16年度当初と3月補正案を合わせ事業費5億2410万円を計上、多くが用地費と補償費となる。8・1fを対象とした土地区画整理事業で、計画では延長504b、幅員12bの都市計画道路円満橋蛍橋線のほか、区画道路の総延長3043b、歩行者専用道路の総延長204b、公園2カ所(1960平方b、470平方b)、建物の移転359棟など。現在はこのうち約1万3000平方bの先行買収を進めている。早ければ、先行買収区域で18年度に仮換地を行い、19年度からの工事着手を目指す。
 旭駅周辺地区住宅市街地総合整備費には4億4000万円を計上しており、下島町と中須賀町の土地区画整理事業を補完する形で補償費などに充てる。
 国道33号整備促進事業費には1500万円を計上。国土交通省が国道33号北側の町田病院付近で延長100b程度の歩道新設を予定しており、これに伴う用地測量などを市が外注する。

提供:建通新聞社