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日刊建設タイムズ社
2016/03/11

【千葉】印旛明誠高 2か年で増築/県の高校再編事業

 県教育庁は、高等学校再編事業で新年度、印旛明誠高校の校舎増築や小金高校の総合学科棟新築工事、旧岬高校の第2体育館の農業実習室への改修などに着工するとともに、佐倉西高校の福祉コース設置に伴う校舎改修工事の実施設計などを予定している。県の当初予算案に事業費4億9000万円(ほかに債務負担行為5億3900万円)を計上し、事業を推進する。
  印旛明誠高校の校舎増築は、生徒数の増加に伴い様々な授業に対応できるスペースが必要なため増築する。増築規模はRC造2階建て延べ約1690u(渡り廊下含む)で、10教室分を増築。増築校舎は2階部分で既存校舎と接続。総事業費は6億5000万円を見込み、本年度予算には年度事業費5900万円と、ほかに債務負担行為5億3900万円を設定。2016〜17年度の2か年で工事を実施する。実施設計は海宝建築設計事務所(八街市八街ほ235)が担当。
  印旛明誠高校は、県立印旛高校の現在地(印西市草深420―9)への移転により新校舎を建設し、10年4月に開校した。既存施設の設計は榎本建築設計事務所(千葉市中央区長洲2―8―5)が担当。工事の施工は、校舎の建築を古谷・広島JV、空調設備を第一セントラル設備、衛生設備をウッドテック、電気設備をフィデス、屋内運動場の建築を畔蒜工務店、電気設備を小池電機、機械設備を浮島工業が担当。杭はノザキ建工。
  また小金高校は、16年度の総合学校の設置に向けて総合学科棟を新築する。建物規模はS造平屋建て延べ約750uと、ほかに渡り廊下棟がS造平屋建て100uの計画。総事業費は約3億1000万円を見込み、本年度予算には2億8300万円を計上した。実施設計は鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)が担当。総合学科はこの4月に設置し、2年次目から新校舎での授業がスタートする。
  一方、佐倉西高校は、17年度に福祉コースを設置する予定で、これに併せて福祉コースの学習のため、既存教室を福祉実習室に改修する。本年度予算には設計費として290万円を措置。来年度で工事を実施する予定。総事業費は約3400万円を見込む。
  このほか、旧大原高校、岬高校、勝浦若潮高校の3校を統合した大原高校は、園芸系列の学習を行う実習施設を整備。旧岬高校の農業実習場にある第2体育館を農業実習室に改修する。本年度予算には事業費として1億1400万円を計上。実施設計は吉田設計(いすみ市岬町長者436)が担当。
  また、この4月に開校する東葛飾高校の備品整備等には3110万円を措置した。k_times_comをフォローしましょう
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